日本の小学校を卒業しました! | 渡邊津弓のイトオシイ毎日☆

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自分を大切にすることを一生懸命やっているところです。

3年半前に来日し
4年生から日本の小学校に
通いだした
ミャンマーの女の子が
昨日、卒業式を迎えました。

頑張り屋さんの彼女は
12年間日本で生まれ育ち
日本人の両親のいる家庭で育った
同級生に優るとも劣らない成績で
たくさん友人を作り
大勢の支援者から祝福され
人生最初で最後の式典のひとつを
それはそれはいい笑顔で経験しました。

お母さんはもとより、
学校には来たこともなかった
お父さんまで、仕事を休み
着慣れないスーツを着て
長女の人生一度きりの
小学校の卒業式に参加しました。

最初の年に、担当してくれた
退職された学習支援の先生は
今年は卒業だからと、駆けつけてくれました。

最初の一年だけ、日本語を教えてくれた
ボランティアの日本語教師は
ケーキを食べたいと言ってたから
お祝いに食べさせてあげたいが
誘ってもいいだろうかと
問い合わせて来ました。

素直にただただ一生懸命努力しぬく
彼女に、周りの大人は実は励まされて
いたのでしょう。
私もその一人。
純粋に生きることに一生懸命な
この少女の姿に
腐りそうな自分を鼓舞し
負けるものかと励みになっていたのです。

退場する卒業生全体のオオトリを
務めた彼女のシルエットに
涙がこみ上げました。

おめでとう!
そして
ありがとう!

‥しかし
仰げば尊しも、蛍の光も
もう歌わなくなって久しいとか。
卒業式の思い出と合致させるのに
ちょっと戸惑った久しぶりの卒業式。
でした(笑)