7月の終わりに~小さな洋菓子店のお話♪
爽やかスイーツの美味しい季節

夏でも、生クリーム、カスタードクリーム系は食べます

好きなケーキのお店はたくさん
今日は、有名でないけれども~素敵なお店のお話

私の最寄りの駅に向かう道すがら~、住宅街の、それも入り込んだ一角に そのお店はありました。

「こんな所に、可愛いケーキ屋さんがあるなんて…?
」
・・・そんな経緯がきっかけだったかなぁ~
帰り道、パリの片隅っぽい感じ?のそのお店に立ち寄って、「アレと・コレと・それもひとつ~下さい
!」と手作り風の可愛いケーキやタルトを買って帰りました。

家に帰って、食べてみると。。。本当にひとつひとつが美味しい

手作り独特の~しかしプロの味

例えば~パイ生地が生クリームの水分を吸い込んでいない、サクサクの焼きたて


カスタードは、人工的な保存料っぽい味がしなくて、卵と牛乳の素朴な味わい


私の周りの評判も良くて「美味しいね
」
それから、足繁く通うようになりました
御年配のオーナーと奥様と、たまに近くに住む息子さんご夫婦かな、お手伝いをされて

私の顔を覚えていて下さって~お話をするようになり、お伺いすると、
やはり~本場のパリで修業をされ、
細々と営んでいらっしゃる。
あんまり商売っ気のないいい意味での頑固なお方。

朝からコツコツと焼いたものが順番に売れてゆく。。。
結構、ファンが多かったのです
手作りの生チョコレートも美味しかったし、クリスマスには オリジナルのケーキがまた~
可愛いかった



そして、そのお店が1年前の今日・・・看板を外されました

「歳がいって もうね(笑)、前から考えてはおったんやけど。」
……様々な理由から、結果、閉めることに
「大好きなのに(笑)~また焼いて下さいよ~
」「うんうん。」
と、仰有ったけれど・・・あの一本気なお爺ちゃんは、
決めたその日から~二度とお店を開けることはない(^ー')

筋のとおった職人って感じでした
たまにお散歩していらっしゃる姿
いつまでもお元気で


もう一度食べたいなぁ~



遠くから車で買いに来たり


