様々な責務 | 海老蔵世代の一市民による自由研究

海老蔵世代の一市民による自由研究

ジャンル問わず、バカバカしい事からシリアスな事まで、何でも自由研究課題にして考察していきます。
どうぞ宜しくお願いします。

それぞれの仕事

本日、統一地方選挙投票日です。

候補者や関係者の皆様におかれましては、大変お疲れ様でございました。

候補者、有権者共に、選挙カーなど連日の選挙運動の喧騒から解放され、静かな日曜日を過ごしている方もおられると思います。

候補者、有権者、未成年や在留外国人等の非有権者など、何人(なんぴと)であろうと投票日の選挙運動は禁止されています。


ウェブサイト上であっても同様です。
(但し、単なる投票の呼び掛け投票した事実の投稿は違反ではありません)

投票日は選挙運動期間外である事を理解せず、本日もウェブサイト上でたすき掛け姿選挙カーチラシ名刺など、選挙運動用文書図画が写った他候補者の投稿や、自身の選挙運動投稿をシェア更新をしている候補者の方がおられます。

投票日以前の選挙運動投稿であっても投票日にシェア更新すれば選挙運動となんら変わりません。

公職選挙法129条に抵触します。

その事を知っている市民から呆れられ、逆に票が減らないかと心配してしまいます。

投票日前日までは候補者の仕事
投票日は有権者と開票事務担当者の仕事

選挙管理委員会から

開票立会人
選挙立会人

夫々の決定通知書が届きました。


公印が押印されています。


有権者の思いや、候補者の身分の得喪に関わる非常に責任の重い仕事です。

行政書士の勉強で学んだ行政法の知識を活かし、疑問票がある場合は即座に選挙管理委員会の方にお伺いし、他の立会人の方々と協力しながら円滑な開票業務に努めたいと思います。

円滑な業務に努めつつ、手続きに疑義がある場合は、勇気をもって即座に異議を申し立てなければなりません。

具体的にどの様な票が有効or無効になるかついて、手引きが同封されていました。


開票立会人の心得、主な仕事


有効票無効票のガイドライン


などが記載されています。

より多くの事例を知るべく、出来るだけ公のサイトで検索しながら更に深く研究します。


※以下はあくまでも私調べです。

有効票

1 敬称をつける

(実例)
さん、様、氏、兄、大兄、雅兄、賢兄、子、嬢、夫人、奥さん、先生、閣下、親分

候補者名の一字違い

(実例)
松丸まこと→松村まこと、松山まこと

候補者名の名字二字が逆さま

(実例)
松丸まこと→丸松まこと

5 名前の一部、若くは全部がローマ字

(想像例)
山田はじめ→山DAはじめ

6 投票用紙を上下逆さまに書く

7 候補者名の後に句点「。」読点「、」を付ける

など。

無効票

        たくさんあるので一部抜粋します。

1 白票、候補者と全く関係の無い名前

2 投票用紙が異なる

(想像例)
市議県議の投票用紙違い。
私製の投票用紙。

活字やゴム印などで押したもの

激励や記号など候補者名以外の記入

(実例1)
必勝、当選祈念、♡、🎵

(実例2)
1cm未満の線でも無効票)

2015年5月の山口県周南市議選挙事例。
選管は有効票と判断しましたが、誰かが最高裁まで上告。最高裁は棄却。
広島高裁の「この線は力を込めて鮮明に書いているので、無意識に書いたものとは認められない。名前を書き損じた跡でもない」旨の判決が確定し、無効票になっています。

(実例3)

〇〇さんへ→「へ」が敬称以外の記入とみなされ無効票

など。

総評すると、

様々な人が投票する事を考慮し、その意思を出来るだけ尊重すべく、単なる誤字など故意性がないものは有効。

記入した人に悪気が無い事は分かってはいるが記号など、故意性が認められる事を書いた票は無効になる可能性が極めて高いと言えます。

また、候補者や開票作業関係者にとっては、投票して頂けるのは本当に有難いが、出来たら候補者名のみ記入して頂けたらもっと有難いと言えます

公職選挙法と良心に従い、誠実に開票作業に努めたいと思います。


六法全書は読みにくく重たいのでコンパクト六法を持参したいと思います。


ー追伸ー

案内通知が届いたのが昨日でした。
投票開始時刻前に記事が完成しなかった事を心からお詫び致します。