たこやき
いつも行くたこ焼き屋がある。
外はカリカリ、中はトロトロで、とにかくうまい。
最近の夕飯はここのたこ焼きにしてるくらいうまい。
で、だ。
いつもな、いつも。
いつも割り箸を二本つけてくる。
一人前なのに。
一人前なのに。
お前はあれか?恋人とフーフーしながらイチャイチャ食べるわたしを想像してるのか?
残念ながら、わたしの恋人いない暦は年単位になってるから。なってるから。
もう蜘蛛の巣はってるから。
たこ焼き屋にすら彼女を作れと責め立てられる。
こういった負け組の気持ちが段々わかってきたらなんか一線越えた感じがする。
むかつくから明日は手間かかりそうなわさび醤油ネギ乗せを頼んでやる。シャー
仕事。
今日の昼下がり。
外はいい天気でぼんやりと過ごす午後。
相も変わらずすることがない気分で何かをしながら過ごしていて
ふと事務に行く用ができたので
ふざけて上司に
「お腹すいたので事務いってきます(o´v`o)」
って言ったら
事務仕事が倍になりました(o´・ω・`o)
よいこのみんな!
ちょっとつらいからダメリーマンにはなるなよ!
教訓にならない?うん(ノ∀`)・゚・。
コンビニ。
ぼくモテないんですよ。
イチカワくんみたいに、新宿駅で飲みつぶれてみても、
巨乳の看護婦さんに声かけられたりしないんですよ。
けれど、万が一と思って新宿駅の前で寝てみたら、
目がイってる3人組にポケットまさぐられて携帯までとられて、
駅に住んでるオジサンに、ダンボールの毛布をかけてもらうくらいなんですよ。
今日も、夕方からバイト入ってたんです。
雨がふって、サンデーが売れて、レジでぼーっとしてたんです。
そしたら、お姉さんが来たんですよ!
いつも、ぼくのレジに並んでくれるOL風のキレイなお姉さん。
ばかな女子高生はすぐ、背が高い斉藤のレジに並ぶんだけど、
お姉さんはいつもぼくのレジに並んでくれる。ぼくはそのお姉さんをぼーっと眺めてました。
するとお姉さんは、ぼくの方にまっすぐ歩いてきて、生理用品を1つぼくのレジに置いたんです。
これ絶対フラグですよね!
絶対気があるんですよね。
それで精算したあと「お手洗い借りていいですか?」って言ってきたんですよ。
これって「童貞捨てませんか?」ってことだよね?
これって「トイレにちょっと来てお話しませんか?」ってことだよね?
ぼくは
「ハイ!後ろのドアからどうぞ」
と言ってお姉さんがトイレに入ったのを見て
急いで追いかけたんです。
ドアに耳をつけると中で何かごそごそ音がするので、
ノブに手をかけると鍵が閉まってるんです。
それでぼくは、一度事務所に戻ってトイレの合鍵を持ってきて、
「入りますよ」
って言ったんです、
「はい、え?」
と中で声がしてガチャガチャと鍵をあけてドアを開けようとすると開きません。
「ちょっと、まってください」
と内側からお姉さんがドアをひっぱってるんです。
「大丈夫です、大丈夫ですから」
とぼくは言ってドアをあけようとするんですけど
「は?ちょっと、やめて、開けないで、ちょっと誰かーー!!!」
膝までパンティーをさげたお姉さんがチラっと見えた瞬間、
誰かに後ろから思いっきり首もとを引っぱられて、
ぼくはトイレの前の通路で、仰向けにひっくり返ってしまったんです。
ドアがバタンと閉まって、お姉さんがガチャガチャ鍵を閉めたと思ったら
すぐにジャーっと流す音がした。
顔をあげると、バイト終わって裏でマンガ読んでた斉藤がぼくを見下ろしてたんです。
斉藤はキャップを後ろにかぶってて、だっさい鼻ピアスあけて、
爬虫類みたいな目でぼくを見下ろしてたんです。
「おまえなにしてんだ?」
トイレのドアが開いてお姉さんも出てきて、お姉さんの顔はひんまがっていて、
オデコから首まで真っ赤で目に涙がたまって
一言。
「トイレ覗かれた」
それでぼくはトイレの前で斉藤にボコボコにされて、立てなくなって、
そんなぼくをふんづけて、斉藤は「送りますよ」と震えるお姉さんをつれて店を出て行くわけです。
男には2パターンいて、
モテるタイプとモテないタイプがいて、
ぼくはそのモテないタイプなんです。
ただそれだけなんです。
じゃあ、何が違うんだってぼくは考えたわけです。
モテる男ってのは、やっぱそうやって、ぼくをボコボコにするくらい行動力があるんですよね。
つまりぼくも、行動さえすれば、イチカワくんになれるわけです。
ぼくは立ち上がって、店の入り口へと向かいます。
「あのーレジおねがい」
とブスな女に言われても無視、
ぼくは一途なのであのお姉さんのことしか今は頭にないんです。
店の出入り口から外に出ると、親に買ってもらったと自慢してた斉藤の黒い車が見えました。
斉藤は、ぼくに気のあるお姉さんを自分の乗せようとしていました。
ぼくは入り口に置いてあった、シャッターを閉めるための鉄の棒を振り上げると
斉藤の後頭部めがけて振り下ろしました。
ピピピっと何かとんで、それでぼくは何度も何度も斉藤が倒れるまで後ろから殴りつけました。
ピアス斉藤は一度もこっちを振り返らず倒れました。
「お姉さん、大丈夫です。世の中にはもっと悲惨な死に方する人いますから」
「そうですね」
お姉さんが死んだ。
日本vsクロアチア
日本が決勝トーナメントに出場できるかどうかの瀬戸際、クロアチア戦。
ジャパンブルーの旗の下、心を一つに応援する隅でわたしはあることを考えていた。
そして、後半戦開始直後、それは訪れた。
・・・・・・
クロアチアが行くのあちら。
ぷっぷ( ´,_ゝ`)
アンパンマン。
顔が濡れて力が出ない。
顔にカビがはえて力が出ない。
これらの弱点を持つアンパンマンは、
水鉄砲とカビルンルンを操るバイキンマンにとって
これほど扱いやすい敵もいないのではないか
と思わせるほどに相性が悪い。
だってバイキンマン濡らすか子分に襲わせるだけでいいもん。
正義の味方がこれではいけない。
脅威に対しては常に対策をたてる。
それがこの世を生き抜く知恵というものだ。
それを忘れ、バタ子さんが新しい顔を投げてくるまで待つなどという
他力本願な戦い方をちびっこ達が見習ってしまってはいけない。
私が手本を見せよう。
まずはビニールを顔にかぶせる。
その名も市販パンマン。
水を被っても濡れない。
カビ攻撃さえ受け付けない。
おまけにパンの持ちも長くなった。
従来の弱点を全てカバーした新世紀パンマン。
しかし、アンパンマン。
あいつ多分パンのくせに呼吸してる。
呼吸するための穴をあけたら水は入る、カビは生える。
弱点復活。それどころか
アンパンマン、バイキンマンに空気穴を閉じられ窒息死。
なんてことになりかねない。
これは少々リアルすぎるので、弱点全てをカバーするなんて欲張らず、
一つずつ解決していこう。
「カビ」
これに絞っていこう。
カバーする弱点を一つだけにすると結構簡単に案は浮かぶ。
そもそもパンは濡れるもんだ。な。
カビ対策。これはほんとうに簡単。
その名も防腐剤パンマン。
アンの代わりに防腐剤を詰め込みカビをシャットアウト。
カビルンルンの海すら泳げる。
むしろ泳ぐだけで殺せそう。
すごいぞ防腐剤パンマン。
ただし食用じゃない。
なんか水に濡れると化学反応起こしそう。
・・ボツ。
行き詰った。
いや待て。
何か引っかかる記憶がある。
アンパンマン、顔なくても動けないか?
・・・・・・・・・
弱点なかったよアイツ・・・・
つまりアンパンマン、
顔がなければ最強。
良い子のみんな!
生き残りたかったら外面にこだわらず
いらないものは切り捨てろ!
グルメおやじ。
うちの父親はグルメぶる。
ダシがどーの味がどーのとうるさい。
少しでも失敗した料理だとクドクドとうるさい。
ああうるさい。
たまに料理を焼きすぎたりした時には
お母さんが「お父さんがまたうるさいわあ(笑)」
みたいなことを言う。
そして案の定うるさい。
そういうのを横で聞いてるとき
「お父さんみたいにいいもの食べてないから細かい味とかわからない」
って言ったらどんな顔するだろう
なんて想像してニヤニヤしてたりする自分がいる。
なんちゃて。
三秒ルール。
三秒ルール。
知ってる?
食べ物を落としても三秒以内なら食べられる、というもの。
ちなみにわたしは潔癖症というわけではないけど
三秒ルールは無視します。
「汚い」とか、そういうこともあるんだけど
拾うとか、再度口に運ぶまでの手順がめんどくさいという気持ちが強い。
だって落とした後の汚れって結局拭いたりするわけで、
それだったら「食べて、拭いて」よりは「拭くだけ」を選ぶ。
それだけだ。
それだけだって!
潔癖症じゃないって!
・・・・
うるさいなぁ。
はいはい、どうせわたしは潔癖ですよ。
外から帰ったら必ず石鹸で手を洗うし、休みの日は1日に3回も部屋を掃除するし、
人が口をつけたコーラを「はい」って渡されても「いらない」って断る。
でもさ、あたしだって普通の人間の女だよ。
アニマルだよアニマル。
キスくらいしたことあるに決まってんでしょ?
人のことみくびらないでよね!
ってキレちゃうぞ。
だからつまりそういうことでしょ? アナタが言いたいことって。
・・・・
うるさいわね、処女よ!
何を言ってるんだ。
さて、この三秒ルールですが、
関西にはもう一つ、裏三秒ルールとでも言うべきものが存在します。
歩行者の信号は「青は進め、黄も進め、赤は気をつけて進め」だという話は
結構有名ナノデスガ、ぶっちゃけいいます。
これは罠です。
裏三秒ルール。
これはまじでやばい。
車に乗っていて信号に差し掛かった時、
「赤に変わってから三秒以内なら進んでもよい」
うそだと思う?でしょう。
んなわけないじゃん、とか思う?
今日三回死に掛けた・・・
赤で渡るのやめろよとかそういうツッコミはナシで。
しゃっくり。
が、止まりませんでした。
仕事中なのに。
接客中も
「いらっしゃウギャッ」
とか、
「良かったらリングのウグッサイズお計りいたしましょうか」
とかね。
いやこれで仕事とか無理だから。
接客とか無理だから。
仕方ないから、
「良かったら ヒクッ 在庫お出ししますのでお申し付けください ヒクッ」
とか、しゃっくりの合間に喋った。
結構いけますね。
それでだましだましやってたらなんか六時間くらいしゃっくりしてた。
すげー。6時間だよ6時間。三日しゃっくりしたら死ぬって言われてるのに
もう六時間。死ぬまであと66時間。
何これ。誰かデスノートにわたしのこと「しゃっくりで死亡」とか書いた?ってくらい何しても止まらない。
しゃっくりもね、6時間もしゃくってるとすごいことになる。
体力がしゃっくりで奪われてなんかだるい。
段々食道が腫れてくるのがわかる。
なんとか驚いてしゃっくり止めようとして
友達に驚かせてくれえええって言ったら
「なすびの色は?」
って聞かれた。
は!?とか思いながら
「むらさき」
って答えたら
「ふ~ん、なすびの色は?(・∀・)」
って聞かれた。
はあ!?と思いながら
「むーらーさーきー」
と答えたら
「ふ~ん、なすびの色は?(・∀・)」
ってまた聞いてきた。
答えがびっくりするのか?とか思いつつ
「むらさきいろ!」
って答えた。
それでも
「ふ~ん、なすびの色は?(・∀・)」
と聞いてくるので
絶対に答えに何かあると思って
しばらく考えて
「みどり!!!1」
って答えた。
そしたら笑いながら
「ふ~ん、なすびの色は?(・∀・)」
と。
もしかしたら、と思って
「ナースだから白?」
って答えた。
そしたら
爆笑された。
あああああああああああああああああああああ。
おまえええああああって言ったら
「しゃっくりは?」
って聞かれた。
ん?
止まってる。
こみあげてくるあれがない。
ともだちが笑いながら
「なすびの色は?って聞かれてむらさきいろって答えたらしゃっくり止まるんだよ」
って教えてくれた。
すげー。まじすげー。とまったよ。なすびすげー。
ってあれ、三回目以降は

