今日のお稽古はお道具が
とてもスペシャルだった。
まず、長板の二つ置き
これはお薄茶しか点てられないとのこと!
茶道にはこういった掟⁉︎、ルールが
あるようです
なので、私はお薄の「茶巾絞り」の稽古を
しました
お釜:琉球窯
水指:先生がご自身の華甲の記念に特注
されたもの(尋牛斎の花押入り)
茶器:新塗りの尻張り(11代無適斎花押入り)
茶杓:箱が無いから名がわからないとのことで、
今回“重陽”としました
主菓子:きせ綿
長板の二つ置きは上に何も飾ることが出来ず、
それ故少し特別な水指を置いて見せてくださった。
昔、京都髙島屋で別注されたという水指
蟹が8匹描かれていた(内側にも一匹)
蟹は先生の依頼で!
なぜ蟹だったのか?尋ねたら…
華甲というのは還暦のことだそうで
「華」は十が6つ、一が一つで六十一、
「甲」は外部を覆う硬い骨格状のもので蟹の
甲羅
また「甲」は“十干”「ジッカン)の最初の文字
でも【お稽古】き
甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の一番目
還暦を迎え、また一から歳をとるという意味
なのかな、と。
色々お話しを伺って、
深い漢字の学びにもなったお稽古の時間
でした