1997年4月、
世界17ヶ国が参加した帆船レースの最終地点
が大阪港でした。
私は当時、スペインブランドの会社(LOE
WE)で仕事をしていて、スペインの帆船 『El
Cano号』が入港するということで、それに
合わせてのイベント企画がありこのレースを
知りました。
大阪港に停泊している『El Cano号』に、
各ショップのVIP顧客、百貨店部長クラスの
人を招待して、ファッションショー、船内
見学、ディナーを楽しむという超ゴージャス
な企画でした。
その日、大阪で仕事しているウチの人が
夜一緒に帰ろうとイベント会場まで迎えに
来てくれていました。
彼は、私を待っている間に
メキシコの帆船『Cuauhtémoc』に乗船して
いたCadete/海軍士官候補生と偶然知り合い
仲良くなっていて、
その中にユカタン州出身(同郷)の人がいて
嬉しそうで盛り上がっていました。
で、そのユカタン人が翌日の夜の船上
パーティに特別招待してくれたのです!
仕事があったので少しの時間しか行けなか
ったけど、シフトが同じだったスタッフを
誘って『クアウテモック』のパーティーに
行きました。
本来、外国船に乗るという事は
その国に入るのと同じことなんですね。
でもゲストとしてパスポートなして入れて
いただき、夢のような素敵な時間を過ごし
ました
ついさっきまで、百貨店で接客の仕事をして
いた私たちは別世界に来たような気分でした
スペインの『El Cano号』、
メキシコの『Cuauhtémoc号』に乗船できた
事は本当に幸運でした
外国の帆船の中で、異次元のような
幸せな時間、空間を共有したロエベのVIP
顧客、スタッフは私にとって忘れられない
人々になりました
場を共有するって、特別な人間関係が
生まれるんですね