お義父さんは、お義母さんのことを
本当に大事にしていました。
私の目から見て、
お義父さんのお義母さんへの愛情は
微笑ましいというよりも感動的でした。
ユカタン半島・メリダの家でゆっくり朝を
迎えたら、もう二人はお庭のポーチに座って
話しをしています。
お母さんの髪には
庭に咲いている花が挿されていて
お義父さんが私に、
『Preciosa! / 綺麗でしょう!』
『Bonita!/可愛いでしょう!』
etc.
と沢山の褒め言葉をいってお義母さんを
自慢していました
毎日です
お義母さんに花を飾り
幸せそうなお義父さんの横で
お義母さんと私は目を合わせて会話…
その時お義母さんは、
人差し指を耳の横にもってきて
クルクル指を回して微笑んでいました
そんなお義父さんとお義母さんと一緒に
過ごした時間は宝物
お義母さんが病気で亡くなったとき、
その直後からお義父さんは病院から姿を
消してしまいました。
丸一日、行方不明となりました。
悲しみが深すぎて、一人になりたかったんで
しょうか・・・。
一生懸命、
最後の最後までお義母さんの側にいて
病気になったお義母さんを支えていました。
そのお義父さんも
その一年後、あっという間に
お義母さんの所へ旅立って行きました。
その亡くなる2日前まで、
私たちはメキシコにいて自宅で
お義父さんと過ごしていたというのに。
お義父さんは最後に、一緒に過ごす時間を
プレゼントしてくれたんだと思います。
お義父さん、お義母さんの金婚式のパーティ