昨日の日曜日、うちに遊びに来た外国人の

お客様を実家でもおもてなししようと、

一緒に両親とおキミさん(祖母)のいる

実家に行った。

そこでお昼ご飯を食べたのだが、

おキミさんは立ち上がって一生懸命お箸の

使い方を教えてあげていた。

そして、「上手に使いはる」と感心していた。


実は、おキミさんは昔からこういう立派な(?)国際交流をしている。

これまで何人もの外国の方が、

実家でおキミさんに会い、

日本語しか話せないおキミさんと

コミュニケーションをとり、

感動し、一緒に写真を撮って帰られる。

そして、帰られてからもいつも「オバアチャンハ、ゲンキデスカ?」

と声をかけてもらっている。

ほんとうに、徳を持った人だ、おキミさんは。

私や、両親ではなく、まず「オバアチャン」なのだ。



今回は26歳の若いメキシコ人男性で、

夕方皆でちょっと神戸三宮へドライブに

出ることになった。

しかし、雨も降ってきたし夜になると

寒くなるので、

おキミさんには留守番を頼んだ。

そしたら、次の言葉が返ってきた。

「行っといで、私は指を加えて待ってるわ」と。


本当は一緒に行きたかったおキミさん。

だけど車椅子で雨降りの中は無理だし、

風邪でもひいたら大変だと思ったから

お留守番をしてもらった。

夜9時頃帰ってきたら、「夜は一人で

お饅頭を食べた」と

ちょっと投げやりな様子だった。

寂しかったのだ。


起きて帰りを待ってくれていたおキミさんにお礼の気持ちで

恒例のマッサージをさせてもらった。

今度は誘いますよ、おキミさん。