164言語目【エウェ語】
ご訪問いただきましてありがとうございます
早いもので、2月も最終週に差し掛かろうとしています。
今年も残り10ヶ月。。。長いと思うか短いと思うかで捉え方が異なるような気もします。
さて、本日もアフリカの言葉のお話です。
ガーナとトーゴの海岸部に住むエウェ人。
19世紀に今のガーナがイギリス領、トーゴがドイツ領(後にフランス領)となり、同じ民族なのに国が分かれてしまいました。
ガーナの公用語は英語、トーゴの公用語はフランス語ですが、エウェ人の言葉として【エウェ語】があります。
エウェ人の多いガーナでは、地方の公用語に制定されています。
こんにちは
エウェ語:Dzigbɔɖi.
おはようございます
エウェ語:Ŋdi.
こんばんは
エウェ語:Fiɛ.
※ɛは、正しくはɛの上に~
さようなら
エウェ語:Hede nyui.
お元気ですか?
エウェ語:Efɔa?
※ɔは、正しくはɔの上に~
元気です
エウェ語:Meli nyuie.
ありがとう
エウェ語:Akpe na wò.
明けましておめでとうございます
エウェ語:Ƒe Yeye ƒe dzidzɔkpɔkpɔ.
メリークリスマス
エウェ語:Blunya nawò.
誕生日おめでとうございます
エウェ語:Dzigbe zã nyuie na wò.
文字自体は「ラテン文字」なのですが、見たことのない文字も多いですよね。
これは「声調言語」だからなのです。
言葉に文字を当てはめた時、英語などで使用されるラテン文字だけでは表現しきれない音があり、これらの文字ができたようです。
ちなみに、「Ŋ」「ŋ」の発音は、日本語の「がぎぐげご」の鼻濁音の音です。
日本語の音を表現するときにも使われます(ŋga、ŋgi、ŋgu、ŋge、ŋgo)。
「濁音」と「鼻濁音」のような、微妙な発音の違いで全く意味が異なってしまう。
アフリカにはこのような言葉が多いのです。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました
【エウェ語】
使用される国・地域:ガーナ、トーゴ
言語系統:ニジェール・コンゴ語族、大西洋・コンゴ諸語、グベ語群
文字:ラテン文字
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写真提供元
フリー画像素材Pixabay
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