138言語目【リンガラ語】
ご訪問いただきましてありがとうございます。
アフリカには「コンゴ」と呼ばれる国が2つあるのをご存じでしょうか?
ひとつは「コンゴ民主共和国」、もうひとつは「コンゴ共和国」。
互いに隣国同士の国です。
なぜ2つの「コンゴ」があるのか?
もともとこの2つの国の周辺は「コンゴ王国」いうひとつの国でしたが、
18〜19世紀にそれぞれ植民地となりました。
現在の「コンゴ民主共和国」は「ベルギー領コンゴ」
現在の「コンゴ共和国」は「フランス領コンゴ」
となり、その後独立をして2つの国で誕生しました。
ベルギーもフランスも、公用語はフランス語のため、「コンゴ民主共和国」「コンゴ共和国」共にフランス語が使われますが、それ以外にも現地の言葉も使われています。
その言葉は【リンガラ語】。
もともとこの地域には多数の部族が住んでいて、それぞれ言葉が異なり意思の疎通が難しかったことから、統一して使われるようになった言葉とのこと。
植民地だった歴史もあり、ヨーロッパからの借用語も多いのだそうです。
こんにちは
リンガラ語:Mbote.
おはようございます
リンガラ語:Mbote.
こんばんは
リンガラ語:Mbote.
さようなら
リンガラ語:Tikala malamu.
お元気ですか?
リンガラ語:Boni?
元気です
リンガラ語:Malamu.
ありがとう
リンガラ語:Matondi.
明けましておめでとうございます
リンガラ語:Mobu ya sika ya esengo.
メリークリスマス
リンガラ語:Noël malamu.
誕生日おめでとうございます
リンガラ語:Mbotama elamu.
アフリカ、とっても広くて沢山の国が存在しますが、19世紀にはそのほとんどが植民地化された歴史もあります。
その時に沢山のヨーロッパの言葉が入ってきて言葉が変わっていったようです(諸説あり)。
植民地化前の言葉の情報は分かりませんが、もっと部族ごとに独立していて、難しい言葉だったのかも知れませんね。
現在でも少数民族や先住民族の言葉は全て解明されていないのかも知れません。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました
【リンガラ語】
使用される国・地域:コンゴ共和国、コンゴ民主共和国
言語系統:ニジェール・コンゴ語族、大西洋・コンゴ諸語
文字:ラテン文字
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写真提供元
フリー画像素材Pixabay
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