いまふたたびの「ちろおと」です。

なんと2年ぶりのブログ書きです。 みなさんお久しぶりです。

なら通信も、ご存じのとおり、大阪に引っ越してからかの地へのなかなか行けず、
大坂の名所をご紹介していた時期もありましたが、やはり本ブログは”なら通信”なので、
今日は、前から行きたかった<笠置寺>にやっと行けたので、久しぶりに再登場ってわけです。

今日の笠置は、良い天気でした。

写真は、境内への入り口。JR大和路線笠置駅から笠置山を登り、ようやくたどり着きましたww


正式名称は笠置山寺(通称は笠置寺)。
笠置山の真下は木津川があり、木津川は古の水陸交通の要地であり、東大寺の柱など、
それらの木材はこの周辺から伐採されて、その水運によって運ばれたといわれている。

開基は天武天皇(笠置山縁起による)。 境内のほぼ中央に巨大な弥勒磨崖仏があり、
いわゆる山岳信仰の聖地であることが窺えるが、何よりもこの地は後醍醐天皇と楠木正成
がその契りを結んだ場所として有名なところです。

頂上に後醍醐天皇の行在所がありました。 天皇は鎌倉幕府の転覆を謀りました。
しかし、元弘元年(1331年)9月、鎌倉幕府の討伐軍約3万により、笠置山は陥落。
後醍醐天皇は讃岐に流されてしまうことになりますが、ご承知のとおり、このあと千早赤坂
で楠木正成が挙兵するなど、笠置の挙兵は後の鎌倉崩壊の一端となる出来事としても有名
です。

この地は巨岩がごろごろしていて、とても異様でした。





境内には、仏の体内を廻ろうという趣意のような道順が示されていて、ちょっとした運動です。

それでは、秋にふさわしい紅葉をどうぞ。 紅葉公園と関西風景100に選ばれるほどの綺麗
な公園でしばしの休息です。





紅葉も綺麗けど、中には未だ青葉も。

良い天気での中で、良い照り返しに透き通り、いい塩梅の風景でした。

また行きたい「笠置」でした。 ではまた!