某大学病院のある先生は

たぶん、いい人でした。

でも、その説明が私には難解でした。

私の知識が足りなかったからかもしれません。

 

 

ついにその日がやってきました。

 

APAM(良性)優勢、癌細胞もあり

 

 

良いの?悪いの?どっち??
 

 

「・・・・・・・・・・」

 

分からないところが、

 

分からない


時間が、少し、止まったかもしれません

 

 

癌細胞あるけど、癌診断はなし

もう一度、検査オペですって。

それは、一体、どういう状況でしょうか?

 

 

私、頭悪いかな。

理解できないです、先生~~

 

病院を出ると

外は雨でした

玄関の軒先で

病理診断書の写真を撮って

知人の婦人科医にメールをしました

 

「病理検査結果、ダメでした。

子宮体癌です」

 

外は小雨。
少し、落ち着ける場所で休みたかった。
近くの展望台に上ってみることにしました。

高いところから

世の中を見下ろしてやろう!
今、自分のいる世界を

見下ろしてやろう。
私は、どこにいるの?

どんな世界にいるの?



 

 

世の中を、・・見下ろせませんでした。

 

珈琲を頼んで、

姉に報告メール。

 

 


私は、どこにいるの?
どんな世界にいるの?

この日の景色は、その時の私自身を見るようでした。

 

むしろ、「癌です」と言ってくれたら、スッキリするのに。

 

 

 

nohairshampoo