入院5日目の朝
朝日の反射が、眩しく輝きます
もう、早起きも慣れました

今日、退院です


最期の朝ごはんを頂いたら
身支度を終え、退院の手続きです。

同じ病室だったお二人とも
もう会うことはないと思いました
もう、ここには来ない。
なんだか、そう思っていたのです。


術前から来てくれていた家族と夕方には合流予定
とりあえず 自宅に戻ります
いそいそと病院を出て駅までの道
独りになったら



涙がこぼれました

悲しいのか
不安なのか

分からなかった
心の整理が出来ていませんでした


私は、癌なのでしょうか?


その時の私は“分からない”事への 不安を感じていたように思います。


(2014/10/15記)