バレエ学校の5週間のサマーインテンシブが終わった。

と言っても今年は、カンパニーが始まる前のメインテナンスの為のインテンシブで、淡々と日々のクラスをこなして準備に入る感じだった。先日、カンパニーのディレクターがサマーの娘がいるクラスを教えにきた時の話。

勿論この学校のサマーインテンシブに来ている16、17歳のダンサー達にとって、まさに娘が2年前の夏に経験した”毎日がオーディション”の5週間なので、ディレクターが教えに来るという事の重大さは、学校に入学できるかを決めるものだから、かなりストレスなはず。

 

この学校に入学する前に9年間通っていたアッパーイーストサイドのバレエ学校が娘のバレエの基礎、芸術性を育ててくれた学校で、そこにいたときは事あるごとに、娘からのテキストで、

”I had the best class with Ms.D" D先生のクラス、すごく良かった!

とか、娘の自信につながるようなクラス感想が送られてきてた。

 

良かったね!!

返信するのも習慣だった。

 

そして、この2年間、そのようなテキストメッセージがなくなった。

それに気づいたのは、先週ディレクラターのクラスを終えた娘からの突然のテキスト。

” I had a great class with ***!!"

ストレスがない自分をベストに出せたクラスだったのだろう、と思った。

今まで、あの夏のインテンシブから2年間の頑張りと緊張からやっと抜け出た感。

 

帰ってきた娘に、いつもの質問をした。

クラス良かったね。どんなだった?

得意げに色々話がとまらない、15歳の娘に戻ったみたい。

 

舞踊が自分の人間性を高めるものであって欲しい。

 

3週間後に始まる、カンパニーの最初のクラス。

来週はウエストサイドのオープンクラスに通うのだろう。

 

END of Beginning

New Chapter始まる!