少し前に書いていた大野先生の「認知行動療法」を読もうと思っていたのだけれど、毛嫌いしていた本を図書館で見つけて、返却期限があるから先にこちらから読むことにした。

 

 

(たぶん、私と同じように最初の段階で誤解が生まれて嫌悪から避けてる人は少なくないように思う。)

 

以前、流行っていた時に気になって読もうかなって思って手にとってみたことがあった。

 

アドラー心理学を基にされた「嫌われる勇気」って流行った。

→純なアドラー心理学とは違うのかな?

(アドラー心理学とギリシャ神話の融合の本?ちょっとよく分かっていないので、調べていくようにする)

 

でも、当時は気になって読もうかなって手にとって、読むの嫌になってやめてた。

 

 

だって、「トラウマは存在しない」だもん。

アドラー心理学はトラウマを明確に否定する。

 

勘弁して欲しい。

 

大学に始まった摂食障害とかの心の病気。

 

社会人になっても心の病気は続いていた。

むしろ、社会人になって、大学の頃に無理して大学に通ったのもあったからか、PTSDまで加わって、ほんとしんどかった。。

(以前、書いたけれど大学3年の一時期は自傷行為しないと大学に通えなかった。休学しなかった・休学できなかった理由も以前、書いた。)

 

 

全く、心の病気が治っていないのにも関わらず、社会人になった私は勝手に心の病気を治ったことにしてた。

 

 

社会人になって、職場で大学の時と一緒だった人が1人もいなかったから、心の病気を治ったことにして新規一転、スタートしようとしていた私もいた。

 

でも、なぜ心の病気を治ったことにしていたのか。

 

当時、本当に安心できる人には少しだけ心の病気のことは話した。

その時でさえ、摂食障害とかの心の病気は大学の頃で治ったことにして話していた。

 

 

嘘をつきたい訳じゃなかった。

 

 

本当は苦しくて、思ったままに話して楽になりたかった。

 

 

でも、なぜ過去形にして話したのかというと、色んなトラウマを喋りたくなかったから。

たぶん、当時話した人も、信頼していた人だから無理には細かく聞かなかったと思う。

 

 

それでも、トラウマのことを頭の中に浮かべたくなかったし、ほんの少しでもトラウマについて会話に触れたくなかった。

そうなったら、体も心も苦しくなるのが分かっていて怖かったから。

 

 

それ位だったら、病院にかかればと思うかもしれないけれど、大学の時に実家でも大学でもスケープゴートだと感じた中にいて、更にはPTSDの症状も加わって、医療機関でさえも信じるのが怖かった。

(後は、また処方薬でODしちゃうんじゃないかという自信のなさもあったのだけれど、人を信じられなくなっていた方が当時は大きかった)

 

 

色んな経緯があって、1度社会人で病院を受診して、PTSDと言われたけれど・・

 

悪気は全くなかったのだけれど、さすがに初診でトラウマの内容は話せなくて、でも当時の私は言語化するのも苦手な中で、何かしらトラウマについて話さなきゃって診察室で焦って。

 

いけないのは分かっていたのだけれど、ちょっとトラウマの内容を変えて話せば話せるかなって思っちゃったんだよね。。

 

(たぶんね、トラウマがあること、トラウマの内容はすぐには言えないけれど、起こっている症状を伝えただけで先生には伝わったと思うけれど、当時はそこまで考えられなかった。

診察室でトラウマの内容を頑張って言わなきゃと当時は思っていた。)

 

 

本当はいけないのは分かっている  (先生、ごめんなさい。。)

けれど、本来のトラウマを話せる勇気が全くなかった。

治りたくて、苦しくて、助けて欲しくて・・でも、話すことや頭に浮かべることが怖かった。

 

 

と、トラウマの内容を変えて話そうと試みたものの、話している途中で頭の中に本来のトラウマの映像が浮かんで、診察室で相当に具合悪くなってしまった・・

 

 

結局は、きちんとトラウマの内容は伝えられなかったけれど、普段の症状とかから現状として起こっていることの説明を受けた。

 

分からないけれど・・トラウマが1つではなかったし、正確に話すことができていたら、もしかしたら診断違っていたかもしれない。

 

 

だから、「トラウマは存在しない」っていきなり否定されちゃうと、ほんと嫌悪の気持ちしかなくて、アドラー心理学の書籍は気になってはいたけれど、読むのを避けてた。

 

 

トラウマが存在しないと、私が何年も苦しんだトラウマの数々は何だったのか。

 

 

同じようなことがあって。

何年か前に「愛着障害」の本を読んだ時にも、育児中だからか母親を否定され続けているような文章に、読んでいて途中で嫌悪の気持ちが出た。

 

 

でも、全て読み終わって、幼少期の自分と母親とを考えた時に、すごく色んなことが勉強になったし、両親との関係を考えていく上で参考になった。

 

 

だから、今回も嫌悪しないで、まずは読んでみようと思った。

今更だけれど。

 

そして、私の中でのアドラー心理学に対する誤解を解いていこう。

 

 

過去の振り返りは、昨年の年末から私の中では精一杯頑張った。

 

当時、自分の中で感じていたことに加えて、今の生活でできるペースで心のことを色んな角度から勉強して、そして融合させていったら、きっと今までと違った発見ができると思うし、自分を内面を良い方向に持っていけるんじゃないかなって思う。

 

・自分の感じたこと

・これまで学問として言われてきていること

 

この2つを上手に掛け合わせしていってみようと思う。tutuzi