少し前に書いていた「17歳のカルテ」を観終わった。
(2000年に日本公開の映画だったので結構昔の映画)
そんなに短いスパンで境界性パーソナリティ障害は快方に向かうことはないんじゃないかなと思ったことは思ったけれど
(快方っていう言葉の使い方が違うのかもしれないけれど、表現が難しい)
終始、内容が衝撃強くて、クラクラしつつ
でも、時間が経つごとに、あれこれと色々と考えるきっかけになる作品だった。
出演されている方の演技が上手すぎるのも加わって、思春期の多感な時期を絶妙に表現してるなあ・・っていう感覚。
10代の私が観たら、また感じ方も全然違ったのかもしれない。
それに、何回か観たら気づいたり、思うことがまた変わるかもしれない。
(でも、衝撃強すぎて、しばらくもう1度は観れそうにない・・)
原作の本を読んでみたいなあって思った。
10代を描いていた作品に触れて、ふと思ったのは、私の大学の4年間の記憶はいつ薄まるのかな。。
10代というより20代始めの頃なのだけれど。
逆に社会人になってからとか、大学以降の記憶の方がぼんやりしてる。
今、私は40歳になるところ。
普通だったら、20年前の記憶って薄くなっているはず。
いまだに写真を見てるみたいに記憶が鮮明に頭の中に浮かぶ。
思い出した情景の時の天気とか細部まで鮮明に思い出せてしまう。
思い出したと同時に苦しくなったりするっていうのは以前に比べたら和らいではいるけれど、鮮明な記憶は20年経っても変わってない。
当時に比べたら、現在は過去を思い出す作品とかに触れたりしない限りは、特に日常に何か困ることもほぼ起こらなくなった。
でも、大学の頃の記憶だけはあまりに鮮明なまま残ってる。
人の記憶って不思議。
少し前に、20年くらい経つと普通は記憶が薄らいでいくんだなって実感する出来事があって。
それで、この大学の部分のみだけれど、自分の記憶の不自然さを改めて感じた。
表現が難しいけれど・・
母になった40歳を迎える現在の私の感覚だけじゃなくて
鮮明な記憶が今もあるからか、20代の始めの頃に私が抱いていた感覚も割とすぐに思い出せてしまう。
なんだか、複雑。。
あまり深く考えていくと具合悪くしそうだから、この辺にしておこう。。
私の中で忘れないようにしておきたいなと思うのは
10代終わりとか20代に私にも色んなことがあったけれど
でも、自分が苦しんだからといって、自分の子供たちを転ばないように先回りしたり、過保護に守りすぎたりするのだけはやめておこうって思う。
(教えることは、ヨイショヨイショで教えていこうとは思う)
ヒヤヒヤすることもたくさんあると思うけれど、そういうヒヤヒヤしたりすることも含めて、きっとそれぞれの子供たちも成長していくのかな。
と、自分に色々とあったから、いつかはやってくる子供達の思春期にビビっているけれど・・。
私の課題、おおらかな母になれるようにしていきたい。
これまで、何回か書いたことあったから、私の中で結構根に持ってるのだけれど・・
20代の摂食障害の真っ最中に、父が私の弟に「20代になって失敗しないでほしいよな」って私のことを話しているのを聞いてしまって。
それから、自分は両親の失敗作だと思ってた時期もあった。
小さい頃から、良い子でいるように躾けられた自分は、とうとう頑張りが足りなくて失敗作になったのだとそれを聞いた私は思ってた時期があった。
でも、心の病気になったから気づけたこともたくさんあったし、得ていくこともあったから失敗なんかじゃないって思ってる。
(そもそも、心の病気になることが、なぜ失敗になるのか分からん。。)
私も親になって、親になる大変さも知って、自分の至らなさを日々感じていて反省ばかりだけれど・・
母か父かどちらでも良かったから、どちらか1人でも少しは心の病気のことを理解して欲しかったー。。
当時は大学にいても苦しいことばかりで、実家にいることももっと苦しくて、一体私はどこだったら心が休まるのか分からなかった。。
たとえ100は分からなくても、子供達に何か起こったとしても少しでも理解を示せていけるように、私も親になったから頑張ってく。。
心に思っていることを書いておこうと思ったけれど、うまくまとまらなかった。tutuzi