子供達の話にうつる前に、ちょっと書いておきたくなった。
大学生の時に自分が拒食症になって、どのくらい当時の自分は低栄養状態による身体の変化を感じていたのかなって、ふと考えてそれを書き残しておこうと思う。
摂食障害で低栄養状態になって受ける体の影響って数多く言われている。
でも、自分が大学生の時に、拒食症になり低栄養状態だった時に体の変化に気づけたかっていうと。
自分の体に起こっている変化に気づけないくらいに、痩せ願望だったり食事をとることの怖さの方が勝っていた。
低栄養状態では低体温になると言われていたけれど、拒食症の時には全然気づけなかった。
食事もとらずに雪の日に日課の散歩をしていても寒さなんて感じなかった。
脈が遅くなるというのも、気づけなかった。
他の低栄養状態で体に起こる変化も全然自分では気づけなかった。
唯一、摂食障害の低栄養状態の時に、私が感じていたのは。
椅子に座った時に(骨が当たるので)「椅子に座った時にお尻の骨が痛くなる」とか、眠るときに布団に横になった時に「肩の骨や、腰の骨が痛くて同じ姿勢で眠り続けられない。起きた時に当たっていたところが赤くなっていた」ってことくらいだった。
でも、それを感じていても、食べることができなかった。
低栄養状態で生理が止まっているのに気づくまでにも1年以上かかっていた。
ようやく、拒食症を治した方が良いのかなって思えた時に、低栄養状態が体に及ぼす影響に目を向けることができた。
自分では全然、低栄養状態だと思えなかったし、動けているから元気だと思っていた。
鏡を見えても痩せては見えず、拒食症の真っ只中に、自分が摂食障害だとは自覚がもてなかった。
栄養状態が改善してから、体がポカポカと温かくなったとか、授業の内容も頭の中に入るようになったとか、他の体の変化もそれまで低栄養状態で受けていたダメージにようやく気づいた。
栄養状態が改善してから、ようやく自分の体がボロボロにダメージを受けていたことに気づいた。
それくらいに、摂食障害って自分の体に本当はいろんな影響が出ているにも関わらず、症状の方が勝ってしまって、低栄養状態の体の影響まで気づくのが難しかった。
子供の話に戻すと。
子供の拒食といっても、我が家の子達、8歳・6歳・4歳・2歳。
私の10代・20代の摂食障害(拒食症や非嘔吐過食)とはまた少し違う。
親同士の会話でも「うちの子食べない」ってこれまで聞いたことはあるけれど
うちの子達は、食べない次元が違っていた。
ただ、細かく当時の子供の様子・経過を書くのは、それは控えたいなって思う。
(注意;当たり前の前提なのだけれど、ネグレクトでもなければ虐待でもなくて、私も夫もちゃんと食事を用意していた)
ざっくり書くと、子供の食事拒否が続いて、体重がどんどん減ってしまう中で
病院にお世話になった子もいたり、紹介状が出た子もいたり、入院した子もいたり、点滴やエンシュアにお世話になった子もいた。
1人ではなかった。
4人中全員ではないけれど、その状況になった。
ってことだけ、子供の状況は書いておこうと思う。
本当にお世話になった病院の方々には感謝しかない。
私と夫の力だけではどうにもできなかった。
私が書きたいなと思うのは
摂食障害(拒食症・非嘔吐過食)だった私が、子供の食事拒否が続いたり、体重減少があった中で、どんなことを考え向き合っていたのか
ってことを書いてみたいと思う。
まさかね、19歳から始まった私の摂食障害。
29歳くらいでようやく自分の摂食障害が良くなったと思ったら、今度は自分が30代になって乳幼児の拒食に向き合うことになるとは思わなかったよ。。
今は、どの子達も私や夫が用意した食事をこれまで何事もなかったかのように、自分で食べる様子を見ると本当に泣けてくる。tutuzi