家から意外と近いので高尾山にでもいこうかと、八王子方面をめざしていた日曜日。
偶然通りがかった「多摩御陵」に心ひかれ、行ってみることになりました。
なんと美しい緑。なんと美しい道のカーブ。
パワースポットかどうかなんて調べるまでもなくパワーを感じるスポットです。。。
入口からしてエネルギーを感じる。この静寂、このシンプルさ、でもみなぎる生命の力。。。
感じたエネルギーは本物で、この両サイド、木立の下にはたくさんの種類のキノコが
相当数自生していました。
最初は下向きだったのに途中から傘をそりかえらせだしたキノコ。
幻想的です。苔もそこはかとなく美しい。
で、多摩御陵っていったいなんなのっていう話ですが、大正天皇皇后のお墓でございます。
ちなみに敷地内にある武蔵野御陵というのが昭和天皇皇后のお墓です。
長い長いアプローチを経て・・・・・・巨大な墓石の前にたどりつきました。
鳥居の奥に階段があり、門があり、さらに奥に石段が重なり、玉のように固められた石が祀られています。
こんなに広い敷地です。一人分のお墓がです。
まだまだ広いのです。おどろきました。
天皇陛下になる、皇太后さまになるということはいかなことか、
このお墓を見ると、一般家庭からお嫁に行った雅子さまのご心境やいかにと考えてしまいます。
また愛子様が皇位継承するのかどうかという問題も
いかに大きな問題なのか、考えさせられますね。
皇位を継承した方のみがこういった形でお墓をつくられるわけですから。。。
感慨深かったです。
もちろん武蔵野御陵もお参りしました。
昭和天皇のお墓ともなると私にとっても非常に思い出深いお人だったので、親近感と言うと恐れ多いですが
もう歴史上の建造物と言う感じではありませんでした。
私も昭和という年号に生まれた女です。。。。思い入れひとしお。
昭和天皇がご崩御されたあの日、雨の中、母に手をひかれ皇居に向かったことを思い出しました。
何をしに来ているのかもよくわからなかった幼い私。あれからもう22年、まだ22年です。
戦争という大きな出来事を挟み、国家の権力から国民の象徴になられた昭和天皇のことを考えると
ずいぶん波乱万丈のりこえてこられたのだなと、しみじみ感じました。
天皇陛下といえども肉体は私たちと同じ人間なのに、抱えるものや背負うものが多く、その御苦労たるや想像もできません。
想像できない苦労まで買って出るタイプではないので、あまり考えないでおきますが、
とにもかくにもお墓が息をのむほど立派なのも当たり前という気がします。
さてさて話は長くなりましたが、
かえりがけ、参道で、おもしろいキノコを見つけました。
最初はプチトマトでも落ちているのかと思いました。
でもきのこだったのです!!
驚くほど毒々しいお姿ですが。。。一応食用なんだとか。
もちろん御陵でキノコ狩りなんて恐れ多いことはできませんが、キノコ研究科にはたまらないスポットでしょう。
深い緑のエナジーを感じ、少しリフレッシュできました。心も穏やかになりました。また来たいです。



