先日、グルメ・・・というよりもむしろ
食道楽とか味覚マニアとか言った方が適切な
親友![]()
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と
初台にある
ツバイヘルツェンという
かなり風変りなお店に行ってきました
率直な感想としては、
「同級生の家(友達不在中)に訪問」ってかんじです。
普通の家の玄関部分を改装したような作りで、
狭くなが細いお店。
カウンターになっていて、
あと一席は階段下のスペースという
かなり無理やりな作りです。
それ自体は悪くないし、むしろそういう雰囲気は好きですが
おばちゃんに若干くせがあることと
何よりもそんな雰囲気なのに
お値段が6000円するという点は
ちょーっとショックでした
奥に実際住空間があり、
がらがら戸の後ろで、座布団やらちゃぶ台が見えていて・・・
どうしても「アットホーム」を期待してしまう空間なのに
おばちゃんの表情は険しく
値段も高いのです
でも
調味料からすべて手作りで作られたお料理は、
時間と手間をかけているだけあって、
どれもおいしかったです![]()
ただやっぱり
友達のお母さんのようにしか見えないおばちゃんが調理し、
友達のおかあさん的な雰囲気でテーブルに置かれ、
食べていると・・・
どうしても
友達の家でもてなされている感じで![]()
感想も、たとえお世辞をいうことになっても、
褒める以外できないという空気でした
その上ウンチクを聞かされたり![]()
旦那さんの思い出話と自慢をきかされたり![]()
BGMを旦那さん出演のラジオ番組の録音に切り替えられたり![]()
一言でいうと
おばちゃんの独壇場
一人芝居!
って感じでした
別にそれ自体全然かまわないんだけど
それで6000円~
っていうのが。。。。
でもかかっている手間と時間、
食材のコスト、
お客の少なさを
総合的に考えると、
これでやっと元が取れるのかな。。。
といった感じ。
お節介な私としては、
おばちゃんのことも嫌いじゃないんだけど
逆に悲しくなってきちゃって
いたたまれなくなって
食べながら涙ぐんだりしてしまいました
なんていうか、
店全体が、
夫への思慕と愛で包まれているような感じで・・・
重たかったのよね。。。
滅多に店から出ずに寡黙に仕込みして、
どんどん偏屈になってるんじゃないか?
と思われるおばちゃんのスタイルとかみてると
心配になってきて、
なんか楽しいお話をしなくっちゃ!
とかとか
マジお節介なことを考えてみちゃったり![]()
とまぁ・・・
非常にいろいろ考えさせられるお店です![]()
若干疲れます
味はおいしかったからよかったけどね![]()
最後の方はおばちゃんとも結構うちとけて?
会話もできてるようになりよかったです。
奥に潜んでいた猫も登場してくれました。
こんくらいアットホームであってほしいわけです。
にゃん子は相当べっぴんさんでした![]()
オスだけど。
このお店に脚本家やら芸能人が通っているというのですからねー
やはり業界人には変わりものが多いのかしら
料理の写真なんかとっていると怒られるんではないか?
という恐怖から写真はとれませんでした![]()
お金に余裕があって、
6000円が気軽に払える値段に思えるくらいなら
通ってもいいお店なんだけどね。
予約必須で1週間くらい前には申し出ておかなきゃいけないっていうのとか、
絶対に遅刻やキャンセルができないっていうのとか、
それがなくて、
もっと気軽に思いつきでも行けて、
値段も3000円台~なら
大好き
と言ってもいいお店なんだけどね・・・
そしたらもうこの店の本質が変わっちゃうか![]()
ツヴァイ ヘルツェン (洋食 / 初台、西新宿五丁目、幡ヶ谷)
★★★☆☆ 3.5
