5月11日のブログ

「新型コロナウィルス 最優先で何をすべきだったか?」

で、年代別の感染確認数、死亡者数、重症者数のデータを

元にした記事をあげました

 

この時のデータは5月7日付けで

何故かその後更新がありませんでしたが、

それが、5月27日付けで更新されたので以下にとりまとめます

 

これは、基本データとして非常に重要で、私たちが、

今後何に注意すべきかを示唆するものと思います

 

表1 日本における新型コロナウイルス感染確認者数 年代別(5月27日現在)

(5月27日現在、東洋経済オンライン掲載データより筆者作成、以下の表も同様)
(WHO、厚労省のデータとはタイミングが異なり、差異があります)

 

ニューヨークでは、若い世代での重症者が増加しているとの

ニュースもありましたが、日本においては

5月7日のデータと大きく違った傾向はないようです

 

前回ブログと同様に、3つの年代グループにまとめてみます

① 高年齢グループ 60才代以上

② 就業者を中心としたグループ 20代~50代

③ 就学者を中心としたグループ 10才未満~10代

 

表2 日本における新型コロナウイルス感染確認者数 年代グループ別(5月27日現在)

 

表3 日本における新型コロナウイルス感染確認者 年代グループ別割合(5月27日現在)

 

全体的な傾向は変わりません

 1) おおむね全年代で発生も、10代以下の発生は他年代の5分の1以下

 2) 感染確認者の96%は、軽症もしくは無症状(症状不明も含む)

 3) 死亡者、重症者の92%が高年齢者

 4) 10代以下の就学者グループの重症者、死亡者はゼロ

 5) 20代~50代の就業者グループは、感染確認者の8%が重症、死亡者

 

5月11日のブログと重複する部分はなるべく控えますが、

この結果を踏まえて言えること、注意したほうが良いこと

・ (自分も含めて)高年齢者は、もうしばらくは最低限の外出にとどめて

  自身の感染を防ぐ

・ 就学グループは、それほど心配せず通学できそうだが、無症状感染の

  可能性は高まるので、年上の世代、特に高年齢者にに移さないことに注意

・ 就業グループは、基本的な感染予防を徹底して業務を執行し

  自身の感染と他者への感染を防ぐ

・ 以上の内容の実施について、会社や社会が支援する

・ 年代別データはなるべく細かく更新し、トレンドが変わった際には

  速やかに国民に伝わるようにする

 

過去分含め、より細かい頻度のデータを公開していただければ、

特定期間でのトレンド分析も行えるので、お願いしたいです

 

因みに、5月8日から5月27日までの状況を差分でみてると

以下の通りです

重症者数は、この期間で死亡者か軽症者になった可能性があるので

感染確認者数と死亡者数のみ示します

 

表4 5月8日から5月27日発生 感染確認数と死亡者数

 

不明者が減少している以外、全体的な傾向に変わりありません

 

 

表5 5月8日から5月27日発生 感染確認数と死亡者数

 

10代以下の発生が他世代より大幅に低いこと、また高年齢者グループの死亡者が96%と

高い事など、これまでと同様の結果となっていますので、大きなトレンドの変化はない

ようです

 

今回のデータは、東洋経済オンラインに掲載されていたものを参照しています