こんにちは
今回は食品の性質について書いてみようかと思います。
今まで何度も食事の重要性を書いてきましたが、この食品の性質
はまさにそれと深い関係があります。
アルカリ性食品と酸性食品という表現を一度は聞いたことがある
のではないかと思います。
いわくあの食品はアルカリ性だから体に良いのだとか、あれは酸性
食品だからあまり食べないほうがいいよとかいうあれです。
最近はそれほどでもないかもしれませんが、風潮としては酸性食品
は悪者で、アルカリ性食品は善玉という図式が出来上がっているよ
うです。
これはどこまで信じてもいいのでしょうか。
本当にアルカリ性食品は体に良く、酸性食品は体に害を及ぼすの
でしょうか。
何度も言うように食品は体を構成する材料ですから何を食べるの
かはとても大切なことです。
ですからこのアルカリ性、酸性についてはよく知っておく必要が
あります。
さて酸性食品、アルカリ性食品と呼ばれるものにはどんなものが
あるのでしょうか。


ネット上で酸性アルカリ性食品について調べてみると、アルカリ性
食品については毎日食べたいとか書かれているし、酸性食品は
極力避けたいなんて言われてます。
もう完全に酸性=悪者、アルカリ性=善玉というのが常識みたいに
なってます。
そもそも何をもとに酸性、アルカリ性と分類しているのでしょうか。
体の中ではエネルギーを生産する際に酸化反応が起こっています。
そこで食べ物を燃焼させ(燃焼は酸化反応)あとに残った灰の酸性
度を調べることで酸性、アルカリ性を決定しているようです。
しかし、人間の体はよくできていて酸性の食べ物を食べたからといって
血液とかが酸性になったりはしません。
病気とかでない健康体である限り、人間の体の状態は一定に保たれ
ています。
血液の場合は弱アルカリ性に保たれています。
上の図を見てみるとアルカリ性食品は野菜、果物、海藻類が含まれ
ていて健康志向の高い人たちには受けが良さそうです。
一方酸性食品には、肉類、チーズ、バターなど健康にはあまりよくな
いと考えられがちな食品が多いです。
いまだに肉類は健康の敵みたいな考えを持つ人も多く、肉類が敬遠さ
れることも少なくありません。
しかし肉類は体に必要な食品です。肉類からしか摂取できない栄養素
も少なくないのです。
肉類は人体に害になる食物ではありません。
バランスの取れていない食生活が様々な問題を引き起こしている
のです。
酸性、アルカリ性食品の分類は現在の栄養学では重要視され
ていません。
大切なのはバランスの取れた食事ですので、酸性、アルカリ性
の食べ物を分け隔てることなく、バランスよく食べ健康を維持し
ましょう。