ドラマにもなった
「二月の勝者」。
2024年7月16日に
最終巻21巻が出て
2018年の連載開始から
6年という時を経て
有終の美を
飾りました。
このマンガの
すごいところは
小学校6年から
中学受験合格発表までの
私塾の
1年間の話を
6年間かけて
描いているということです。
しかも
取材をかなり
重ねたのか
勉強のやり方だけでなく
リアルな
お金事情も
きちんと
描いているのが
すごくて
中学受験を
しようと思ったら
経済面を
しっかり
計画立てなければならなくて
でも
それは
親の中で消化して
子どもには
その子の
将来にとって
よい選択になるように
その事を優先させなければ
ならなくて
そのあたりの事情が
中学受験をする
親子さん達には
とても
身につまされる
話ではなかったかと
思います。
私は
自分自身は
親に
教育面では
とてもよい環境を
与えてもらいました。
自分の子は
障害をもっているので
教育に関しては
自分が受けたほどには
お金をかけなかったので
もし、自分の子が
障害を持ってなくて
私自身が与えてもらったように
教育に
お金をかけるとなると
今現在子供たちに
かけたお金とは
比べられないほどの
お金を用意しなければ
ならなくて
自分を
ここまで育ててくれた親に
本当に感謝するとともに
私が今
こうやって
教室を開いて
生徒に教えていることは
この本の最終回にも
出てきた言葉
「ノブレス・オブリージュ」
を体現しているのかも
しれません。
この本の言ってる
「ノブレス・オブリージュ」は
本来の意味とは
少し違っていて
「スターフィッシュ」という
無料塾が出てきますが
ここに来る子は
大手私塾に通う子たちと違って
親に
時間をかけて
接してもらってるわけでは
ない子が多いので
ナイーブな子が多く
上から教えようとか
否定から入ると
勉強をしようという
気持ちが失われてしまう。
だから待つ。
些細な事でも
良い所を見つけて
「承認」して
信頼や安心感を
持ってもらえるまで
「待ち」ます。
「勉強」を教えるのは
安心感を得てからです。
それくらい、
「学習」する環境は
「自分を認めてくれる」
という
安心感がなければ
整わない。
と言っています。
私は思うのですが
多くの子は
小学校に上がる時
今まで親に
かわいい我が子として
たっぷり愛情を受けて
時にはわがままも言えて
大事に育ててもらっていたのに
就学の為に
1人きりで
親元から離れて
勉強を
していかなければならない。
保育園や幼稚園とちがって
遊び中心ではなくなります。
友だちも成長するにつれて
色んな考えを
持つようになるので
関係が
変化していきます。
とても
不安だと思います。
それを
「安心感」
「居場所」
「承認」
を自分で見つけて
学習していかなければなりません。
親は我が子が心配です。
だから
自分の子は
先生に目をかけてもらいたい。
なにか
変化があったら
見過ごさずに
対処してほしい。
先生が
他の特定の子ばかりに
目がいってしまうと
自分の子が
何かあった時に
気付いてもらえないんじゃないか
だから
就学判定と
違う選択をする人に
不安を
覚えてしまうのではないか
と
思うのです。
みんな
我が子がかわいい。
私は
小学校の間は
幼稚園、保育園と同じように
もっと
大人が教室にいても
いいんじゃないか
つまりもっと
加配の先生が
つけば
こういった
問題もなくなると思うのですが
人手不足
予算不足
激務の為
先生不足。
学校の様も
昔と違っていて
運動会に来れない
家族の子を
配慮して
午前中で運動会を終了して
敷物を敷いて
家族でご飯を食べる
というのを
なくす
小学校もあるとか。
中体連も
指導の大変さから
競技を減らすとか
古き良き時代・・・
かどうかはわかりませんが
私が子供の頃は
小学校、中学校は
楽しい思い出の方が多く、
これからの
未来の子たちが
小学校時代は
楽しかったな
と思えるように
大人はしていかなければ
ならないと
思います。