4月は新しい社会人が誕生します。
私の教室に
高校入学と同時に
入会した生徒も
今年の春から
社会人1年生で
今、研修の真っ只中です。
『「今さら他人に」聞けない
できる大人
「この差」って何だ?』
という本があります。
この中から
●「小切手」と「手形」
●「投資信託」と「ETF」
●「NISA」と「iDeCo」
について書きたいと思います。
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●「小切手」と「手形」
-すぐに現金化できるのは?
最近はほとんどの店で
クレジットカードや
電子マネーが
利用できるようになりましたが
不動産や自動車といった
高額の品を買うには
ローンだったり
頭金として
現金が必要になったりします。
こんなときに利用されるのが
「小切手」です。
「小切手」とは
取引のある金融機関に
書き込んだ金額の支払いを
委託するものです。
「100万円」の小切手を
受け取った人が
金融機関に持ちこもうとすると
振出日の翌日から数えて
10日目までなら
いつでも額面の現金を
手に出来ます。
「小切手」に似たものに
「手形」がありますが
こちらは
一定の期間(約100日)が
過ぎた後に
額面の金額を支払うことを
約束して発行するもの。
つまり
「小切手」と違って
すぐには現金を受け取れません。
2021年に経済産業省が
「2026年を目処に
約束手形の利用を廃止する」
と発表しました。
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●「投資信託」と「ETF」
どれを選べばいいのか。
投資家から集めた
たくさんのお金を
専門家が投資したり
運用して
得た利益(損益)を
投資家に還元する、
それが「投資信託」です。
これに加えて最近は
「ETF(上場投資信託)」という
金融商品の名前もよく耳にします。
どこが違うのでしょうか。
「投資信託」は
上場していない、つまり
証券取引所を通じて
自由に取引できないので
売り買いは
証券会社や銀行を
通じて
しなければなりません。
そしてほとんどは
注文日には
売買金額が公表されず
注文した翌営業日に
公表されるしくみになっています。
これに対し
「ETF」は株式と同じように
上場していて
リアルタイムで値が動きます。
しかも証券取引所を通じて
いつでも自由に取り引きできます。
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「NISA」と「iDeCo」
「NISA」は
「少額投資非課税制度」のこと。
通常20%以上かかる税金が
投資後5年間
配当金や売却益が
非課税になるお得な制度です。
2024年から制度が変わって
非課税保有期間が
5年間から無制限になります。
「iDeCo」は
「個人型確定拠出年金」で
毎月5000円以上支払い、
60歳から年金が一時金として
受け取れます。
積み立てた全額が
所得控除の対象なので
所得税と住民税を軽くできます。
ただ運用できるのは
60歳までで
年金受給年齢になるまで
資金の引き出しもできません。