湊かなえさんの「母性」で
清佳が幼いころ
火事で母親のルミ子が
家具の下敷きになっている
ルミ子の母親と清佳の
どちらかを助けなければならない
選択を迫られた時に
ルミ子が母親を助けたいと言うのを
「親なら子どもを助けなさい」
と言って
ルミ子の母親は
舌を噛み切って死にました。
そのことを隠して
母親がしてくれたように
愛情を持って
ルミ子は清佳を育てていましたが
父親がそのことを
清佳に話してしまい
清佳が自分のせいで
祖母が亡くなったことを
ルミ子に謝ると
ルミ子は発作的に
清佳の首を絞めてしまいました。
その場を逃げ出した清佳でしたが
その夜首吊り自殺をはかります。
そして時は流れ
現在は皆が
幸せに暮らしています。
と前回のブログに書きましたが
なぜそうなったかが
わからなかった方も
いらっしゃたのでは
ないでしょうか。
------------------------------------
清佳が首吊り自殺を
しようとしたのは
ルミ子が首を絞めたことを
隠したかったからでした。
最初に見つけたのは
ルミ子の姑でした。
足が固まって
その場を動けなくなったルミ子に
もう一人の母親である姑が
「肝心なときに怖気づいて、
それでも母親か！」と𠮟責し
ルミ子は
「清佳！」と叫び
助けることができたのでした。
現在は
清佳は結婚し
もうすぐ母親になります。
ルミ子は
認知症になった
姑の介護をしていますが
姑は自分の娘2人のことは
わかりませんが
ルミ子の事は
「ルミ子ちゃん」と呼び
医者や介護士さんたちに
ルミ子の事を
「わたしの大切な娘」
と紹介します。
皆が幸せになって
よかったと思いました。
今映画館で公開されていて
ルミ子は戸田恵梨香さん。
清佳は永野芽郁ちゃん。
ルミ子の母親は大地真央さん。
そして
ルミ子の姑は高畑淳子さんが
好演しています。
高畑淳子さんは
「舞いあがれ！」でも
すばらしい演技をしていますが
素敵な女優さんですね。