イオンでお買い物をしていたら、
ベトナム学校建設支援の募金箱がレジに置いてある。
次はベトナムかぁ~と思って見ていると、
うしろに並んでいた男の子が、
ベトナムの子どもたちの写真に興味を持ったらしく、
お母さんに「これなに~?」と聞いている。
お母さんは、「これでお金集めて学校建てるんだよ。
ほら、勉強したいって書いてある。○○は勉強したくないのにね~」
といって、さりげなく男の子に10円を渡す。
男の子は嬉しそうに10円を募金していました。
…しかし、男の子。
その直後に、「10円で学校が建てられるわけないじゃん」、と。
!!!
子どもよ、素直すぎる…。
なので、私も負けじと(?)お買い物で出たおつり全部を、
その男の子の前で入れてみました。
でも、募金入れる時ってちょっと恥ずかしいのです。
私だけですか??
この気持ちが、もしかしたら募金箱寄付への壁になっているのではないか…。
そんな初歩的なことを考えてみる。
ちなみにその募金箱には、
その男の子の10円と私のおつりしか入っていませんでした。
ほかの募金箱もチェックしてみましたが、そちらは「57円」でした。
(募金箱をのぞいている私はかなり変態に思われたのでしょう笑)
う~ん。。。
で、調べてみました。
企業、NGO・NPO等が寄付金でいくら収集できているのかを。
①イオン
<ラオス学校建設支援の場合>
期間:約2ヶ月
収集:1億2,075万5,291円
(内訳:5,252万9,485円→お客様・従業員から
6,822万5,806円→イオンから)
贈呈先は日本ユニセフ協会。
純粋なお客さまからの寄付はいくらなのでしょうね。
②スクール・エイド・ジャパン(ワタミが母体のNPO)
期間:2008年度(1年)
経常収益:1億7,853万9,066円
(内、寄付金収入は7,201万1,774円)
カンボジア・ネパール学校建設支援を行っています。
こちらも日本ユニセフ協会と提携しています。
③マクドナルド
<ドナルド・マクドナルドハウス>
期間:2008年度(1年)
経常収益:2億739,9万3,047円
(内、寄付金収入は2億3,477万1,750円)
ドナルド・マクドナルドハウスとは、
家族の誰かが入院しなくてはならない、
そんな時に病院の近くで患者の家族が安らげるように、と
1974年にアメリカで設立された滞在施設です。
現在、日本にも7つのハウスがあります。
④ユニセフ
期間:2008年度(1年)
経常収益:3,165億2,429万8,240円
(内訳:政府・政府間機関→60%
民間・NGO→29%
機関間→8%
その他→3%
⑤日本ユニセフ協会
期間:2007年度(1年)
経常収益:178億672万3,158円
(内、寄付金収入は165億3,089万4,477円)
⑥ワールド・ビジョン(NGO)
期間:2009年度(1年)
経常収益:37億7,452万2,000円
(内、補助金を除く寄付金収入は30億5,557万3000円)
⑦プラン・ジャパン(NGO)
期間:2009年度(1年)
経常収益:35億7,689万6,091円
(内、寄付金収入は35億6,461万9,928円)
政府等からの補助金は受け取っていませんでした。
⑧Say LOVE(こどもの笑顔100万コPROJECT)
期間:約4カ月
収集:379万5,675円
⑨チャリティプラットホーム(NPO)
期間:2008年度(1年)
経常収益:6億3,170万9,132円
(内、寄付金収入は6億3002万525円)
⑩dff
<クリック募金>
期間:2001年9月12日~2010年2月末(約8年半)
収集:2億6,273万8,593円
以上。
みなさん土俵も対象も意義も違うので比較はしません。
ただ考えさせられる結果でした。
今回はざっと寄付金収入を並べただけなので、
またの機会で、どのように寄付金収集しているかを
考察していこうと思っています。