皆さんは自分の氣持ちを伝えるのが得意なほうですか?
私はなかなか自分の気持ちを外に出すのが苦手でした。
3歳の時に脳腫瘍になり2度の手術で腫瘍は取り除けたのですが、左半身に麻痺が残りました。
それでも、幼いころから自宅近くらの幼稚園や小学校に通い、周りは健常者ばかりの生活を送ってきました。
自分なりに、みんなと同じことが出来るようになりたいと、一生懸命頑張ってみたもののなかなか両親の期待に応えられず、褒められることがあまりなかったので、自信を無くしたり、自分はダメな人間だと思って生きてきた時期がありました。
でも、体に障害があってもあきらめたくない自分と、障害があることでいじめも経験し辛い時期もありましたが、いつか必ず笑顔で過ごせるようになりたいと思いながら生きてきました。
大人になってから、ある日保険屋さんから一通の葉書が届きました。
とても可愛らしい文字で、書道とは違い、それまで見たことがない文字が書かれていました。
癒されて、お部屋の中でよく目につく場所に飾っていました。
その文字を見た途端、
『自分の気持ちを筆ペンで描けるようになって、もっと表現してみたい!
これなら、体にマヒがあっても工夫次第で出来るかもしれない!
と、思ったのを覚えています。
それで、思い切ってネットで検索していく中で出会ったのが伝筆(つてふで)でした。
筆文字講師になるため、東京に通い、無事に、伝筆認定講師になりました。
幼いころに書道を習っていましたが、カラーの筆ペンを使って描けること、言葉に出して伝えるのが苦手でも、葉書に描いて伝えたり、なかなか会えない友人に、お祝いメッセージや励ましのメッセージを送ると、飾ってるよー!と言って貰えて、喜びを感じる事が増えました。
そうした時は、以前の自分よりも自分のことを大切に思えるようになったのを感じています
そして、筆文字を描く時は、相手のことを思って描くので、より気持ちが伝わりやすいような氣がしています。
その人の個性が文字に表れて、魅力に感じる筆文字を体験されてみませんか?
自分自身への元気になれる言葉がけを描いてる方もいらっしゃいます
あなたらしさが伝わる筆文字に出会うお手伝いが出来たらと思っています
伝筆(つてふで)をお伝えする講座は7つのコツを学ぶ初級講座や、ひらがなと漢字をそれぞれ学ぶ中級講座などがあります。
母の日や年賀状講座など、個人のリクエストもお聞きしながら企画講座を開催しています。
ご興味のある方は、お問い合わせ下さい。
かなふで
北海道新聞に掲載された記事になります。