近所で人気のレストランに行った。

ちょうど昼時だったこともあり、待合室はなかなかの混みようだった。

順番待ちのために番号札を発行しようと機械のパネルにタッチすると、「おい!」という声とともに二の腕を強く突かれた。

振り返ると初老の男性が立っていて「順番だよ」と言った。その男性が次に並んでいたのに、私は気が付いていなかったのだ。

その男性が番号札を取り、続いて私が取る。17グループ待ちであることが画面に表示された。「うわあ~これは結構長く待つことになりそうだな」と覚悟したが、覚悟したのが良かったのか、思ったより待たされた感じはしなかった。

しかし待っている間に、私の前に番号札を取ったあの男性は待ちきれず帰ってしまったらしい。私の前には別のグループが呼ばれた。順番が早くなったわけだから得したんだが、強く突かれた二の腕が、そのあとしばらく痛かったので、帰らないでほしかったなあ~……と、損した気分にもなった。

 

最近色んな所にある、猫みたいなロボットが料理を運んでくれるが、以前はモニターに猫の目みたいなのが表示されていたのが、人間の子供の顔になっていた。

最近Detroit become humanというゲームをやっていたこともあり、これが徐々にアンドロイドになっていくのかね~などと冗談を話しながら食事をした。