ちょっとお休みしちゃいました。
やっと少し書いてみようと思えたので
気持ちの整理を兼ねて
お休みしている間にあった
とても悲しい出来事について書かせて下さい。
ある日の事。
ワンコ嬢とあさんぽをしていたら
いつもの散歩道に
いつもと違う風景が。
それは猫屋敷さんのお家から
数メートル離れた地面にある
まだ濡れている血溜まり。
よく見ると
アスファルトには毛もこびりついている。
それだけなんだけど、、
なんか嫌だな。
そう思いながらも
ワンコ嬢には触らせないように
抱き上げて足を早める。
そうして少し考える。
一番嫌な事。
なんか嫌だな。
あの毛色が、、
いやだ。
いや、でも気のせいかもしれないし。
だってよく似た子もいるじゃない。
でも、
人によく懐いていたのは、、
そうして
猫屋敷さんのお家の前を通ると
ある。
新聞紙に包まれた
なにか。
新聞紙に包まれたモノは全く動かない。
嘘でしょ?
昨日も仲良くしてくれたんだよ?
ワンコ嬢とお散歩すると
後ろからトコトコついてきて
小さな小さな掠れ声で呼んでくれたじゃん。
特徴のある優しい鳴き声。
本当はウチの子になって欲しかったけど
撫で撫でしていると
少し離れた所から
仲間達が
それをとても心配そうに見ていたんだよね。
だから
仲間から引き離して
お家に閉じ込める事を躊躇したんだ。
チビちゃんにとってウチの環境は悪いから。
だって外で自由にしている仲間達が
いつも見えちゃうんだもん。
外猫ちゃん達も
閉じ込められたチビちゃんの事を
心配するだろうし。
好きな仲間達と自由な外猫生活を
楽しんで貰いたかっただけなのに。
最近はすっかり慣れて
私とワンコ嬢の姿を見ると出て来て
地面でスリスリゴロゴロしてたんだよ。
チビちゃん。
猫屋敷さんのお家で猫ちゃんの事故は
今まで何回も聞いた事がある位
頻繁にある事で
※よく猫屋敷奥様やお子さんが轢いちゃうって事は聞いていたし、今回の事故はお子さんが出勤の時に敷地内から出た所で事故にあったと推察。
今までは顔見知り程度の子だったから
割と普通にいられたけど
今回のはキツイ。
ってか私、かなり落ち込んでいるし。
そういえば
昔テレビで観た餌やりさんは
人間に懐かないように
撫でない、話しかけない、
顔を覚えさせない、を徹底していて
その人の餌やりの仕方は
猫の居ない時を見計らって
猫のご飯をさささーっと
置いていたんだよね。
で、時間が来たら片付ける。
その理由は
悪意のある人についていかないように。
とかなんとか。
人間がみんな良い人、
優しい人ばかりじゃないから。
悪い人に連れていかれて
虐待されないように。
猫が好きだからこそ
猫を可愛がらない。
知った時はとても悲しい事だと思ったけれど
そっちの考えの方が正しかったのかな。
こんな事になるなら
チビちゃんと仲良くしなきゃ良かった。
見かけたらシッシッって追い払って
人間は意地悪なんだって、
だから逃げなきゃって思ってもらった方が
良かった。
チビちゃんの猫生を
しっかり面倒見るつもりも無かったくせに
エサをあげたり
お世話をした事もなかったくせに
気が向いた時だけ可愛がって
アスファルトの上で
スリスリゴロゴロして遊んでた。
ワンコ嬢とお散歩すると
付いてきて
肩を並べて歩いたりしてた、
わりと気難しいワンコ嬢が
チビちゃんだけは仲良くできた。
だから可愛くて可愛くて仕方なかった。
でも今思えば
私のした事はとても無責任だったよ。
取り返しのつかない事をしちゃった。
元々人懐っこい子で
猫屋敷ファミリー、ウチの旦那氏や末っ子、
みんなにスリスリゴロゴロしていたけど
私の責任も大きいわね。
ワンコ嬢のお散歩から帰る途中に
猫屋敷旦那さんが大きなシャベルを持って
出掛けるのを見かけた。
話しかけて確認する事が怖くて出来ない。
だから軽く挨拶して
慌てて家に帰る。
でもあの日以降
特徴のある優しい掠れた鳴き声が
聞こえて来る事はない。