動物病院に行った時の話。


動物病院では看板犬の

ラブラドールのラブくん

お出迎えしてくれるのが楽しみの一つ。


大型犬でも特に大きなラブくん。

45キロもあるそうでびっくり


とっても人懐こくて

呼ぶと出て来て接客してくれる。


ところがその日は

なかなか出て来てくれない。



おかしいな。

受付の人に聞いてみる。



あれ?ラブくんは?


あ!

、、、、、。

ラブくん、

年末に亡くなっちゃったんですよ。



え?ウソでしょ?

だってまだ若かったよね?



まだ7歳だったんですけどね。

年末にちょっと体調崩したと思ったら

そのまま、、



、、、。

寂しくなっちゃいますね。




獣医さんのお家のワンコでも

尽くす手立ても無く

あっという間に亡くなっちゃうなんて、、


ウチだって

急に後ろ足が動きにくくなり、

後ろ足を触ろうとすると

狂ったように噛み付くようになり、


原因もわからず

何件もの病院を回って


ようやく付いた病名が

恐らく遅延性の脊髄軟化症。


現在有効な治療法が無く、

診断されると即安楽死

勧められちゃうらしい💦


ジャックは進行がかなりゆっくりだったのと

診断に結構時間がかかったので

安楽死を選ばず済んだのだけど。



超元気者だったジャックが

ただ弱っていくのを

見てるしか出来なかった、

あのなんとも言えない1ヶ月半。


獣医だったら

もっともっと何か出来たかなとか

色々考えちゃうと辛いよなぁ。



末っ子ちゃんはラブくん大好きだったから

ガッカリするだろうなぁ。



と、帰ってくると


にゃあ。


あれ?

しばらく見かけなくなったと思っていた

猫屋敷さんのお家の外猫ちゃん。


えー💦

話しかけてくれたの、初めてだよねぇ。

元気だった?


話しかけながら

ワンコ嬢と私は我が家に入る。



猫屋敷さん、

この子の事は単に見かけなくなったって

言ってだよなぁ。


やっぱりたまには帰ってくるんだねぇ。




あ、旦那氏も気にしていたから

帰ってきたら教えてあげよーっと。




夜になり、

旦那氏が帰って来たので

話を始めたんだけど、


旦那氏の顔つきが変。


あれ?うに男くん?

何かあった?



うん、、。


え?何よ?



うん、、

あのさ、2年くらい前から

ウチに出入りしていた

毛足が長くて毛並みの悪い

ネコいたでしょ?



あ!

まだいた?

久しぶりだよねー。

初めて話しかけて来たんだよ!

まだ元気だったんだねー。

猫屋敷さんがさ、、、




言い終わらないうちに旦那氏が、


死んでたよ。



え?

うに男くん轢いちゃったの?



いや、違うよ。

ガレージの横で眠ってるみたいに。


逃げないから変だと思って近づいたら

死んでたんだよ。



だって

2時間くらい前に

私に「にゃあ」って挨拶してくれたんだよ?


弱ってるから出て来たのかもね。



ってかさ、

外の猫って

本当に過酷なんだね


寿命が5年くらいだとは聞いていたけど。


そんな事が目の前で起こるなんて

思いもしなかったよ。



次の日、

我が家のお庭の中で

一番猫屋敷さんのお家が見える場所に

埋めました。



多分そこが我が家の一等地だよ。



猫屋敷さんのネコが

また1匹居なくなった日でした。