道議会公明党議員団として函館市を視察調査しました。
①株式会社メデック
函館市にある半導体用装置の後工程を担うメデックさんにて調査しました。
一口に半導体と言っても、大きくは、半導体そのものと半導体用装置を製造するものに分かれます。
さらに前工程と後工程があります。半導体そのものもロジックやメモリー、AIなど使われる製品によって種類は様々あります。意見交換では、主に半導体産業全体の現状と千歳市のラピダスについて、また北海道という地域特性を考え、いかに全道に波及させるべきかなど示唆に富んだお話を聞くことができました。
②函館空港(北海道エアポート)
函館空港は、新千歳空港や旭川空港と同じように国際ターミナルを持つ素晴らしい空港です。
コロナが明けて、タイガーエアや香港航空など国際便が就航しています。
特に台湾便🇹🇼は、観光都市である函館市観光を大きく支えています。また函館市には大型クルーズ船🛳️も多く寄港することから、インバウンド効果が非常に高い地域であり、釧路市も負けていられませんね(笑)
我が会派の函館市選出・海野真樹道議は元CAであり、航空業界に精通しています!会派に欠かせない人材の1人です😀
③アムコーテクノロジージャパンJ7函館工場
(機密情報が多く撮影はNGでした🙇♂️)
2日目は、グローバル企業であるアムコーさんにて工場視察をしました。
半導体サプライチェーンに不可欠なパッケージとテスト、韓国🇰🇷、上海🇨🇳、台湾🇹🇼、ベトナム🇻🇳、フィリピン🇵🇭、マレーシア🇲🇾、ポルトガル🇵🇹など世界に広がる生産体制を誇っています。
トヨタなどの自動車産業においても必要とされる半導体も供給しています。
近年、多様化するエンドマーケットにおいて、アムコーさんの売上構成は、スマホなどの通信が50%、自動車産業21%、コンピューティング16%、ゲームなどのコンシューマー13%となっているそうです。
半導体は、自動車やスマホ、電化製品、等々、私たちの日常生活に欠かすことのできない製品に必要なものです。北海道においても工業などの産業が広がっていくのか?ラピダスを中心に千歳市などの道央圏以外にも波及するのか、人材も含めて簡単ではなさそうです😥
④函館国際観光コンベンション協会
函館観光コンベンション協会の森会長をはじめ、浅井副会長、西村副会長など函館観光のさらなる発展のための意見交換と要望などを伺いました。
函館市は最近、駅周辺にホテルが多くできたことで駅周辺ホテルの利用客が増加しました。
そのことで湯の川温泉地域などは大変苦戦しているとのことです。
インバウンド観光も団体から個人へ大きくシフトしている状況もあり、動態を見極めて、それに対応した体制づくりが必要です。
釧路市は駅周辺市街地と阿寒湖温泉は大きく地理的に離れていることから、同じ観光都市でも置かれている環境も違い、課題も違ってきます。
やはり人手不足は顕著で、人材派遣も言い値で依頼せざるを得ないとのこと。
また入湯税の問題に加えて宿泊税の問題。
しかも函館市と北海道で徴収することへの意見(導入タイミング・システム変更費用)など様々な課題を聞くことができました。ホテル経営についても3年以上にも及んだコロナの影響は計り知れないものがあり、今後も施設改修などの投資の必要性も迫る中、厳しい経営状態にあるとのことです🥲
半導体、空港、観光など多岐に渡り、大変に有意義な函館視察となりました。6月からの道議会での議論に活かしてまいります😀
ホテルから見た函館山はキレイでした😄