5月22日

シンキング釧路主催による駅下道路の直線を求める市民の集いに講師として参加しました。

これは4月23日に行われた集いを受けて夜の開催を求める多くの市民の声に応える形で夜の集いが開催され、前回同様、講師を依頼され講演させていただきました。



4月と内容はほとんど変わりませんが、広報くしろが全戸配布された後の集いとなり、この広報くしろを見て初めて事業内容を知った、という方が多く見られました。

私の主張は、津波対策という防災減災の観点を最優先にして、その次ににぎわい創出であると考えます。決して、にぎわい創出を否定している訳ではありません。可能な限り防災減災対策を施した上で、にぎわい創出をすべきと考えます。



私の講演後には、松橋市議より、これまでの釧路市による街づくりについての講演がありました。


後半の質疑応答において、どうして市役所はL字型のバス専用道路にこだわっているのか?という質問もありました。

また、広報くしろを見て初めてL字型のバス専用道路を知った。こんな話になっているとは思わなかった…など、やはり直線で通して欲しいという意見がほとんどでした。

さらに釧網線で走る湿原ノロッコ号を高架鉄道から走るのは違和感があるのでは?と言われましたが、私からは、むしろ近代的な駅から下り、湿原に入っていく方が、より湿原の魅力が増すのではないか、と答えさせていただきました。(笑)

花咲線などがなくなるかもしれないのに鉄道高架はどうなのか?という意見もありました。

私からは、花咲線も釧網線も国、北海道、JR北海道、そして沿線自治体が活性化協議会で、まさに利用促進や存続のあり方を協議しており、国からも1,092億円という大きな支援がなされている。

なくなったら、という前提はないこと。

またこの花咲線と釧網線を含む8つの黄色線区はなくさないよう進めていくことが重要だと話させていただきました。

公共交通の利用促進も大切であり、否定はしませんが、クルマ中心となっている地方都市において、運転手不足で減便を余儀なくされて著しく利便性が低下しているバスの利用促進を訴えても、あまり現実的な施策とは言えないと思います。

30年後の公共交通…どんな形態なのか誰にもわかりません。自動車も自動運転が当たり前というイノベーションが起こることも十分考えられます。

駅下の道路をL字型のバス専用道路にして、駅前に大広場を作ってもにぎわいが創出される保証などありません。にぎわい創出は、そこに何がはりつくのか、人が行きたくなるもの、魅力的なもの、用事がある場所、それらがあれば直線道路でも人はクルマを停めてそこに行くでしょう。北大通のお店から多く聞く声は、駐車場🅿️をもっと増やしてほしいとの声もあります。

それはクルマ社会だから、クルマを停められないとお店にお客さんが来ずらいからだと思います。

北大通にパーキングメーター🅿️の設置も一つの案でしょう。週末に歩行者天国にしてキッチンカーを集めることも一つでしょう。

何よりも津波対策、避難経路の確保、市民の生命を守る!ことが、政治と行政の使命ではないでしょうか。様々な意見があると思いますが、ここでは私の考えを述べさせていただきました。

とにかく、市民の声が反映された街づくりが行われますように願うばかりです。