4月16日

道議会公明党視察の2日目は、愛媛県西条市にある「サイプレス・スナダヤ」を訪れました。

既に報道もされている北海道釧路市にある日本製紙釧路工事跡地に、製材工場として進出を計画されている企業です。


本社は愛媛県西条市にあり、創業は明治25年という老舗の企業です。

資本金2,000万、従業員数は180名、事業内容は、木材輸入、製材、集成材、CLTの製造加工販売です。令和4年度の売上高は120億円。

この度、北海道のトドマツを中心とした資源に着目して新工場の建設を検討し、2023年8月より、新工場立地実現可能性の事前調査を行っています。砂田社長からお話を伺うと、釧路に計画している工場規模は、愛媛県西条市本社にある工場の2倍の規模だそうです。(驚!)





大きな乾燥施設もある国内屈指の製材工場でした。






3Dスキャナで製材化



できるだけ木を燃やさない、木質バイオマスではなくチップは製紙工場へ、最後の最後にペレット生産しています。木材産業全体としては、北海道にあるトドマツを中心とした針葉樹を活かしたコスト競争力のある製品の安定供給が期待されます。

釧路市としても最大約180名の雇用創出が見込まれていることから、大きな期待となっています。

今後の課題として、伐採後の再植林の確保や既存工場への配慮が必要と言われています。

将来的には、フル稼働で最大50万㎥(北海道の約1/3)を扱うことを念頭に計画されているので原木の調達は広範囲になるとされています。

既存工場への配慮をしつつ、北海道の木材産業活性化のためにサイプレス・スナダヤさんには大きな期待をしています。