9月27日

道議会公明党は、札幌医科大学を視察しました。

山下敏彦理事長(学長)より、道議会公明党がこれまで議会議論によって札医大への様々な支援など行なってきた取組みに対して謝辞がありました。



まずは土橋附属病院長から、新型コロナウイルス感染症に係るこれまでの対応について説明がありました。

コロナは分断ウイルスとも言われ、白船襲来であり、一種の広域災害である。感染対策は、いわば災害対策でもあるとの言葉に感銘を受けました。

事実、札医大によるエクモなどを使用した高度医療によって多くの死亡者を減らすことができました。

これからも道民の命を守る北海道のための医療機関であり、機能強化はとても重要であると再認識しました。



次に高橋教授による感染症医療教育・支援センター開設について話がありました。

感染症の専門医を育成し、これからもあらゆるウイルスに対応していくことが設立の目的です。

大変、心強く素晴らしい取り組みだと思います。

高橋教授の「自分がいなくなったあとも後続の人材が道民の命を守る。それが本望だ」と言及されたことに感動しました。



さらに脊髄再生医療について、佐々木准教授から現状の取組みについて話がありました。

これまで90例以上の実例を重ねてきて、メディカルウィングによって道外からも搬送されています。

急性期だけでなく、慢性期にも対応すべく取り組まれているとのこと。

これまで脊髄損傷は、不治の病でしたが、ステミラック注を使い治療します。ステミラック注とは、患者の骨髄液に0.1%程度含まれる間葉系幹細胞を培養して製造する再生医療等製品です。自分自身の血清を用いるため安全性が高いと言われています。

これからも札医大には道民の命を守る医療機関として機能発揮していただきたいと思います。



最後に、医学部の研修施設も視察させていただきました。