12月21日

釧路市動物園でライオンに「と体給餌」が実施されるとのことで荒当聖吾道議(空知管内選出)とともに視察しました😀


と体給餌とは…


シカやイノシシなど駆除された野生動物を毛皮や骨がついたままの状態で動物園のライオン🦁や虎🐅のような肉食動物に与える取り組みのことです😀

単なる餌やりではなく、骨や皮を含む獲物を食べることは動物の自然な採食行動を引き出し、動物福祉の向上につながると考えられています😀

野生動物の駆除は農作物被害対策として不可欠でありますが、その多くは廃棄されているのが現状です(活用は1割ほどと言われています)

しかしながら、感染症リスクや処理のコスト、安定的な供給体制の未整備など課題も多いようです。

本日は釧路市動物園で実際にと体給餌が行われるということで現地視察をしました。



と体給餌に使われる食材を生産しているのは愛知県・東栄町にある鳥獣肉処理会社「野生動物命のリレーP」です。残念ながら、北海道にはこのような会社は存在しておりません。





釧路市動物園で提供されているニホンジカはこちらの会社から取り寄せたもので、個人の氏夲 宏美さんという方が善意(寄付)で取り組んでおられるとのこと。

(写真右から2番目の女性の方です)

氏夲 宏美さんより、動物福祉に関する様々な取り組みやお考えを聞くことができました😀✨


と体給餌は年明け1月17日、2月22日、3月20日にも予定されていますので、是非とも釧路市動物園で、ご覧になってみてください😀

飼育員さんがわかりやすい解説で説明をしてくれます。



現在、と体給餌を実施している動物園や水族館などは全国で24ヵ所と言われています。

動物福祉と教育などの面からと、駆除された動物の命も大切に活用する(無駄にしない)という観点からも、と体給餌は進めたい取り組みですが、課題も多く、1番は、、やはりコスト😥

安い輸入肉や廃鶏を使った餌と比べるとどうしても価格が高い。国や自治体の助成や、と体給餌をする動物園などが増えて需要が増えるとコストも下がり、また駆除された動物の命を無駄にしなくて済みます。北海道でもこの取り組みができないか…🤔

エゾシカなどの農業被害が多い北海道にとって取り組んでみる価値は十分にあると思います😀✨


釧路市動物園は今年50周年を迎えています。

オタリアの双子赤ちゃんも誕生し、とてもかわいかったです🥹

あまりにも見入ってしまい、写真を撮ることを忘れてしまいました🤣

帰り際、飼育担当のあづまさんとお話ができてよかったですが、これまた写真を撮り忘れました😭