公開初日、ご近所イオンシネマにて鑑賞。
結論。
映画館で観ることは特に勧めないしレンタルも微妙。
ジョジョっぽいものを2時間の実写にしてみたけれども、
残念な思いをあえて味わいたいという自虐性のある方と、
人生の2時間を棒に振りたいなら、観れば?とw
脚本・演出・役者・音楽・CG・衣装と舞台、
全て歯車がカチッとハマった実写映画宇宙壱「銀魂」
と比べると、全てが中途半端に止まった印象。
スタンド能力値に喩えると、
すべてがオールDもしくはEというヘタレ映画かな、と。
そもそも、杜王町のロケ地がスペインてのも???
銀魂の世界観と比べて違和感しかないという痛さ。
主役、仗助の繊細さと力強さを表現するには、
あまりにも力不足すぎるのでさらに痛い。
そもそも山崎さんって、なんで人気あるのかわからない。
さほど美男でも演技達者でもないのにね。事務所力?
役者で言えば、 全部山田孝之さんが持ってった印象。
あとなぁ、脚本のまとめ方も酷いと思った。
唐突過ぎるスタンド名名乗りに、
初めて口にされる状況設定と説明も、
ジョジョを知らない人々には「???」でしかない。
つまり、無駄に敷居が高すぎるったらない。
ジョジョに初めてこの映画で触れた人々が、
これを観て原作を読む気になるか、大半は無理じゃね?と。
さらに原作厨として言わせてもらえば、
初めての人々にも馴染みやすかったアニメに比べて、
あまりにもミュージッククリップ的な質にでしかなく。
なんちゃってジョジョCGを調子こいて2時間にしたら、
まぁ銀魂と比べて眠いの退屈だのでキツかったです。
このあたり、やはり、
演出の格差なのかな、福田さんと三池監督の
あとバトルシーンのCGがぼやけすぎててわかりにくすぎ。
スタンドっぽくカッコつけたのかもしれんけど、あれはないわ。
原作からの引用で仕方なかったのかもしれないけれども、
全体的に暗くて判別し難いってのも残念ポイント。
続編はいかにもやるよって作りでしたが、
まずは興行収入頑張って、としか言えない。
が、もしも吉良吉影が北村一輝さんなら、ちょっとだけ観たいかも。
が、それでもやはり全部持ってっちゃうだろなぁ・・・。
つまり、それだけ、主役の演技存在が力不足。
役不足じゃあないよ、力不足ってことで(しつこいw)
個人的には億泰の子の愛すべきバカぶりがキュートで佳かった。
今作唯一のプラスポイントかもしれないw