人は、眠ると夢を見る
ねむの木の写真はあるけど
おじき草の写真はない
だって、見たことがないから
ねむの木は、眠ると夢を見るんやろか?
ねむの木は、夜になると
自ら葉を閉じて休眠する
だけど、おじぎ草が自ら葉を閉じるのは
怖い時
だって おじき草は防護本能がある草だから
ねぇ おじき草さん
記憶能力がある
あなたは、知っているのでしょう
人の手で種から、埋められて育てられる場所は
あなたの発芽を楽しみに待ってくれているのを
だけど、あなたは
知らない人には、あまり触られたくないの
だから、道端に置かれるより
お庭の中がいい
私だって イヤだわ
道端に置かれ
知らない人なんかに、絶対に触られたくない
いちいち 反応を楽しまれたくない
だけど、私は幼い頃
誰かの家のお庭の中で
その誰かとは?
私に父親がいない事を、嘲笑った子
「 母子家庭のクセに」
なんか はばちにされたんだ
子どもの世界も、時に残酷
その はばちにされた時
「 ○○ちゃん お父さんいないから
お父さんの事で
内緒の話があるから家から出て行って」
一人 その子の家の外に押し出された時
初めて見たおじき草を、触りまくってしまった
記憶があるから よく覚えている
やった事より やられた事の方を
よく記憶しているのが、人
それは、記憶能力がある おじき草も同じ
執拗に触りまくってしまった
あの節は大変に、申し訳なかった
ねぇ
あなたは、知っているのでしょう?
おじき草は、一年草
日本の冬は超えられない
我が命を、終える時
葉が開いたまま、 命を終えるのか
葉を硬く閉じたまま、命を結ぶのか?
どちらが、命の最後として幸せか?
自らねむの木のように
眠るように、命を終えるのと
外部から身を守る行動に
自ら眠る振りをしたまま命を終えるのは
意味と訳が、違う
それを、生きる私達に教えてくれる
私も「 神の化身」なる存在だと
ねぇ
あなたは、知っているからこそ
ここに至る 最近
私の記憶の中に
あの夢を見た感覚を思い出させて
「 お前は、眠りの花を咲かせてはいがん」
あの夢の話が、繋がるように
あの日、ねむの木の前で
知らないおばあさんに、時と時空を超えて
再会をさせたのは
虫の命を重んじるものは
人の命こそ 重んじる
やはり 「 神の化身」なる存在の所業だと
誰が、知らなくても
あなたが、知っているのでしょう
誰も見ていない、人の目が届かない場所こそ
咲く花がある事を
あなたは、知っているのでしょう
「 お前は、眠りの花を咲かせてはいがん」
眠りの花 それは自死花
人が、本能で思う事
それは「生きる場所を探す」
それは、「 自分の居場所を探す」
この 生きる場所が見つからないから
この 生きる場所を見つけられないから
この 自分の居場所がないから
人が、やはり自ら足を踏み入れたら
いけない場所に足を踏み入れてしまう
自分の居場所がなくなるまで、追い詰められる
端の端まで、追い詰められたら
それは、すみっこに留まるのでもなく
もう押し出されるしかない
その 押し出される先
生きる場所を探すよりもね
まずは
死ななくてもいい場所 なんだ
「 生きる場所を探すのではなく
自死しなくていい場所に隠れる」
まだ、間に合うのは
まだ、あなたは生きているから
その後に 自生
自死しなくていい場所で
生きる為に、自生をするんだ
この 言葉を知っていますか?
「死んで 花実が咲くものか」
意味は、自分で調べてください
その 調べる指の動き
三秒で、人は運命を戻すことも出来るし
人が、本来持つ運命に導かれる事もある
「 死んで 花実がなるものか」
花なんか咲かせなくても
実なんか、実らなくてもいいいんだ
あなたが、今 死にたいではなく
死のう と思っていたら
「それは、あなたの運命ではない」
草場の影に隠れても、まずは命を守る行動を
雲隠れしても 命を守る行動を
走行中、蜘蛛を見つけた
赤信号で、写真を撮った
ピントが合わない
このまま 落ちたら死んでしまう
車が止まるまで
風圧に押されても、生きる為に
ひたすら、ガラスにくっついて頑張っていた
運転してても、気になるから困るんだ
こーゆー子
車を、停めた
かなり大きな蜘蛛だった
私に見られてるのを
命の危険と感じたのだろう
まずは死なない為に、
私から、この子は隠れた
そして コンビニに行き
目を離したらいなくなっていた
生きる為に逃げたんだな
「死にたい」と思ったら
それは、生きる場所を探すのではなく
まずは、死ななくていい場所に隠れる
自ら自死しなくてもいい場所に隠れる
その後に、生きる為に逃げる
その逃げた先に、必ず道は開けるから
これは、リアル 物語とは別の
私の体験からの話
誰も見てない事こそ 神さまはきちんと見ていた
おじき草みたい
人に見られるのが、イヤ
人に見られるのが、怖い
知らない人に触れられるのなんか 絶対イヤ
ちょっと過敏な、
だけど鈍感な私の話
その 私が感じた 「 おじき草の気持ち」
要約筆記 そして通訳が出来るのは
世界が広くても
やはり 誰も見ていない
誰も、私の事を見ていないからこそ書ける
私も、おじぎ草みたいな人
世界で、ただ一人 私だけでしょう
だから、誰も読まない
私が、書いてる事は誰も読まない
それが、いいの
それで、いいの
いちいち 反応されたら
私は、書けなくなる
おじき草みたく 葉を閉じたままになる
だけど 書く
私は 書くことが好きだから
隠れた場所で、自分が生きる道を探す為
その中で
これを読む 私が知らないあなたは、
神さまではないけどさ
きっと 優しい人
優しさが、全て正しさに導かれるとは
限らないのが人なのよ
自分の優しさで、人を許そうとする人が
その優しさに漬け込まれ
追い詰められて、押し出されるのではなく
大切な自分を守る為
最後 押しつぶされて消えていく
それも、自死の一つのカタチ
だから、そこにいたら
押しつぶされちゃうから
押し出される事なの
誰か手を差し伸べて
優しさが、全て正しさに繋がるなら
その優しさに、漬け込まれる
人の弱みに繋がる優しさに浸け込む
今回 怒りから表に炙り出されてきた
優しさが、全て正しさに繋がるなら
この世は、間違いに
気がつかない世の中になるのだと
知る人が、正しき優しさを知るなのだと
虫の命を重んじる人は
人の命こそ、重んじる
この子 直径三ミリ
あまりに可愛らしい顔で
思わず、笑ってしまった
押しつぶせない
近くにあった封筒にのせて
そっと吹いて飛ばしたけどね
だけど、これは偽善
蚊虫は無理
こいつは、血を吸うやつだ
人間の感覚で、記憶してるから
瞬間から、身構える
誰も見てないけど
誰も見ていない それは人が見ていない場所こそ
神は、きちんと見ているのだと
神の化身
「おじき草」
あなたは、知っているのでしょう
なら なぜ
誰も見ていなかった
あんな事が、起きてしまったのかを?