おじき草


またの名を 「 眠り草」と呼ぶ



今 時分はね



おじき草みたいな木






夜は、葉を閉じて自ら眠る

ねむの木が、街路樹として花開く






繊細な花房を守るような葉


この花の写真を撮っていたら


 

「雑草談義に花が咲く」 とはこの事

 


知らないおばあさんが、話しかけてきた




これは、「 ねむの木だよ」



知ってたけど、急遽

知らない フリをした



一生懸命、通りすがりの私に、教えて下さる


話の腰は、折らない





 

この辺りはな 空を見上げると

お天気が、分かるのよ



トンビが高く飛ぶと晴れて

トンビが、低く飛ぶ飛ぶ雨が降り



下を見ると、ネジ花が枯れると梅雨が終わる


下を見たら

枯れたネジ花の群生していた







「ほら これを見てごらん」





道路脇には、この葉がある



木ではないから、何の葉っぱかは

分からないけど



「夜になると 眠る草なのよ」





いつまでも、何かを私に教えようと

名残り惜しそうにお話をして下さる


白髪グレーのおばあさん








この タイミング


通りすがりのおばあさん


これは、偶然ではない



ある意味 神の采配なる

偶然という名の 巡り逢わせ




この方


私が、夢で見た おばあさんの

生まれ変わりだ



あのおばあさんも、私を見て

何かを、感じたのだ



じゃ なければ


通りすがりの私に

あんな事 いう訳がない





おばあさんが、ふと話し出した


「虫の知らせの如く」



虫の知らせは、五徳なのだと

五徳を持つ人間が、虫の知らせを感じるのだと



虫の命を重んじるものは

人の命こそ 重んじる



神は、味方 敵はいない



五徳 



だが、それを重んじるものは神に守られる




 


この おばあさんが最後に教えてくれたんだ


「 あなたは、それが出来る子」だと



深々と、御礼をした




そして、下を見て


 


雑草を 撮ってたら 









ん? 何か動いている


ダンゴムシいた







危険だと感じたら


「頭を守り まずは丸まる」


それは、人も同じなのだと

これが、虫の知らせなのだろうか?




そして、五徳 今 調べた


「 仁 義 礼 智 信」


儒教から、学ぶ言葉



なんか、大切な事を


親から、教えてもらうのとは

別の視点で、

知らないおばあさんから、教えて頂いた


ただ ただ感謝しかない







そして、私も私だから

これから、別視点で感じた



人を、人の命と思わない



人が、本来持つべき 感覚のずれ

こんなところからも、現れてくる


一つのカタチ


一つ前の 過去生は今の自分と ほぼ同じ



人の生まれ変わりには周期がある


大体 ワンクール 300年


私達は、「 生類憐みの令」


この 人と虫の命が逆転した時代が


更にエスカレートした時代よりに

生まれ変わりの輪廻を持つ人が大変に多い


それを、苦しめた人と

それにより 苦しめられた人では


命に対する 価値観や考え方が

なぜか、根本から違ってくる



命を大切にするに、間違いはない


だけど、対象が違う



たかが虫 されど虫

だけど、虫にビビる


虫 一匹


人と虫の命を、比べられ

人間が落とされる


おかしな令が、人を苦しめる変な時代


の、生まれ変わり






人間と 蚊虫


どちらが、大切か?


人間に決まってる



これは、偽善を超えた 偽善



考えなくても分かる事を

「生類憐みの令」 はそれを逆に見る



これで、リアル罰を受けた


自分を、虫ケラ以下の人間だと

潜在的にいつも思ってしまう方


これに 罰を加えた方


人を虫ケラ以下の存在だと

思わないと出来ない


それは、お上の決めた事ゆえ遺憾



そのお上で見えた方が

誠に遺憾な 亡くなられ方をされた




この方がされた


あれだけ 無駄だと言われ

世間が、嘲笑った マスク


あれは、私は 人の命を守る為に

あの時に、精一杯された行動だと



マスクと言う 言葉が空を飛び交きう事が

あの時期は、意味があり意義があった



「一万円でマスクが 買えるのか?」


「 一万円を、口に貼り付けて感染予防になるのか?」


どこかで、書いた


金持ちの有識者の方が、揃って

嘲笑いながら、ムダだと



あのマスクに感謝したのは、大衆だと

私は、その大衆の一人なのだと


それは、礼








真の 五徳を重んじる


虫の命を重んじる者は

人の命こそ重んじる

 

神様が守ってくれる




だったら なぜ?


こんな事が、起きてしまった?

 



この おばあさんが、何を私に言いたかったのか

最後は、分からないまま


やはり 通りすがり


さよなら した




もう顔は忘れてしまった

白髪グレーの髪色だけ、覚えている

 


次 会っても誰かは分からない








ここからは、書いていたけど

なんか 出せなかった事


だけど 偶然会った知らないおばあさん



私の感覚は間違えていないと



教えてくれた のだと思うから





私が先に書いた事に 繋げて 書いていく





おじき草 眠り草と呼ぶ



世の中にある対なる言葉

繋げていけない言葉がある



自生の反対を、自死と言うのだと



昨日 会った 通りすがりの

ねむの木の前で、話しかけられた


知らないおばあさん



ここに 書いた人なのだと



私の この感覚も 間違えてはいない