女は、女と優と秀で分けられるのはいい







この価値観が、根底にある人は

「 女の味方は、女」だと、

素直には思えなくても、肝心な時は思える



肝心な時に、思える事が

肝心な時に、同じ女性として人に優しくなれる








だけど、女を優劣で分ける


優と劣で、分けられる


これをされる



この社会を生きるに


大なり 小なり 僅かなり


日常で、比較的ある事なんだ

これは、日常の場面である事



そんな事 いちいち気にしてたら


身が持たない


と、自分に言い聞かせる

やはり悲しくはなるから





まずは、他人


その他人とは、友達であったり

仲間であったり、

学生なら、クラスメイトであったり

同期と呼ばれる人で、あったり


身近な人から、分けられる事もあったり


ただの通りすがりの人に、

分けられる事もある


「  あっ 可愛い子」という目線


それは、見られてない側の方が

やはりよく分かるものなんだ





私は、誰かと比べられた時

その人より上だと、言われた事もないし

思われる事も、あまりない


それは、ある意味 仕方がない事だと、


人に優劣をつけられて

私が、劣をつけられてもね



「仕方ない」


こんな私だから、仕方ないと

なんだろう



やはり思ってしまう

致し方ない自分なんだ


致し方ない自分







そして、優劣をつけられる


これは、無意識でもね

同じように、親は育てていてもね

育てている つもりでも


女の子の姉妹 は特に過敏になる


多分だけど、これを全く感じないで

育つ事の方が、逆に難しいと思う



この感情に、不満はあれど


「姉妹だから」

何かしらが、トラウマになるぐらい

の事もある方いるとは、思うけど


私が、次に書く事を聞けば

仕方がないと、まだ思える


まだ マシと思える









だけど、この優劣をつけられる


この根底部から、湧く感情


「 女の敵は、女」になる根底になる


これは、湧いてくる感情

だから、怒りにも繋がりやすくなる感情






その優劣をつけられるに


比べられた相手が、


自分の我が母親である事


自分の母親と比べられて



優劣をつけられる

優劣を、つけられた



「マジ 最悪」と

母娘で、軽口を叩ける関係ならいい




だけど この少女は違う





母親の交際相手から、

ずっと暴力を受けてきたのを


実の母親である人に「 見て見ぬフリ」されたと


小6で、児相に保護され

退所後、祖母の家で暮らしたけど




親戚も、自分の出生を知るから

皆、私には冷たかったと


何をして、ここに入所になったかは

分からない


それ以上の詳しいことは

分かる訳ない





この少女に重なり見えるもの


顔が分からないからこそ

重なり見えるもの





私が、感じてしまった事


カタチが違えどね


「  この子 過去世の輪廻を繰り返してる」


一つ前の過去世の自分は

今の自分と、ほぼ同じなのだと

私が、今に至る前から、感じとっといた感覚



この顔が見えないこの子


やたらは、人様は普段は感じない


だけど、この子の声を聴いて 感じた事



たまたま、昼寝から目覚めた時

つきっぱなしだったテレビで

画面越しに見た この一人の少女




「親にやられてる事が、同じ この子は」


無意識に、口から言葉が出ていた



過去世で、花街に落とされる

現世で、少女苑と名前がつく少女院に落とされる 


どちらも、母親と呼ぶ存在がいて

その母親に、落とされる




このカタチなんだ


あの時代に、花街に落とされる女性



優劣をつけられる 極み



可愛い妹や弟と、比べられて

長姉だからと言うのは、

許せないけど、だけど諦めがつく



だけど、なぜ?

だから、なぜ?


なぜ、私なの?


これを、父親が決める


同じ女である 

自分を産んだ母親と自分を比べられて

父親に、自分の妻と娘を比べられて


母は、優

娘は、劣だと



分類されて 比べられて落とされる


表向きは 口減らし

そして まだ若いし綺麗だから

その世界に売るには、高値がつく


それは、大人の価値感




そんなこと、子どもの立場では

理解が出来ない


出来る訳がない



何も知らないまま、お金で売られて

いきなり花街に落とされる


格が上の場所は、12.3歳から

最初に学びを含めた奉公がある



まだ、生理もない年齢

自分の身体に、もう一つ穴がある事は


あの時代は、自宅出産で

目の当たりに、命の誕生を弟妹で知り

見ることもあった


だけど、なぜ?


赤ちゃんが産まれてくる場所を

不特定多数の男に、足を開げ

その身体の奥にある穴で、仕事をさせられる








何も知らない


それは、鬼畜性

犬畜生以下に感じる 地獄以下の世界だと



逃げたら、家族が路頭に迷う

逃げたら、妹が身代わりにされる

お前が死ねば、家族が飢え死にする


逃げ場も、帰る場所も 

そして死ぬ事も出来なくされて


親である

その娘を産んだ親が

我が娘が、何をされるかを知り分かり


その世界に、父親と母親に

「  見て見ぬフリされて」花街に落とされる






その時に思う感情





まだ、米津さんの 

「 amen」の歌詞の最後を書いていない


この話には、繋げるつもりでは

あったところに


たまたま偶然に

この少女の この言葉を見た





お願い パパ ママ

この世に生まれた その意味を教えてほしいの

私に


悲しい思い出は いらないから

ただ ただ美しい思い出を


祈りの言葉を

 







この 最後の歌詞


なぜ 祈りの言葉を なのかな?

と、思っていた






今の時代は、自らの意思で選べる


だけどあの時代に、そこに落とされる

女性に自分の意思はない


だからね、せめて 

せめて、もう何もしなくてもいいから

助けてくれなくても、いいから


私の為に

私が、それでも幸せになる為に

私がこの環境でも、

幸せな道で生きれますように

せめて 祈りの言葉を一つでいいから


パパ ママ に育てられで

お父さん お母さんに育てられた

悲しい思い出は、もういらないから



それを美しい思い出にする為に

せめて あなた達が産んだ娘である

私の幸せを祈る言葉を念じてほしい



そしたら、それだけで

私は、もう赦すから




だけど、それが微塵も感じられない



やはり、そこに娘を落とす親だから




育った環境により

親によって落とされるのだ



この親に優劣をつけられた魂


これは、あの時代に花街に親に落とされた子

皆が皆


親に 優劣をつけられた魂を持つ




そして、その魂を感覚だけを宿し

また生まれ変わる



私も、その内の一人


だから、分かるだけだ


だから、分かるだけ

それ以外は、分からない事は

やはり分からない



そして、これは分からない人は

全く理解出来ない感覚


それは、逆もありしなのだと


私は、優側の感覚は

あまり自分では、理解出来る感覚ではない





だけど

その生まれ変わった先で、左右するのは

やはり 生まれ落ちた環境なのだと




この子は、花街に落とされる

この過去世を持つ



ただ 見てくれの

実相の目に映るカタチが変わっただけ





この少女

 

誰か分からないから、書いてる



入所者同士 


二十四時間管理体制の元

互いの存在も、教え合わない



この子が、誰かは、ここにいる

浅はかではない、子どもの心にきちんと寄り添う

大人しか分からないから書いてる




弁護士さんに言われた  と言ってる


「  環境が 良ければ伸びたのにね」


 

「  環境が良いって何?」






それを問う彼女に


気休めにならない言葉は、慰めにはならない


気休めにもならない言葉は、

人の心の慰めにもならないんだ



私なら、彼女にどう伝える?







それを考えていたら


不意に、目に入った





優秀ではない ミカン



その中でも、腐りかけのミカン



なんか腐りかけのミカン

お店の人も、気づいてないんだな



「  この タイミング」



私の感覚の正しさを、

腐りかけのミカンが伝えてくれた気がして


腐りかけのミカン

レジの人が気づかれたら、

お取り替えされたら



なんかイヤだから


私が買わなきゃ誰が買う


セルフレジで、買った







そして、この少女が気休めになる言葉

それは、慰めにはならないかもしれないけど


私が、感じる世界から見えた事


書き置きだけしておこうと思う



この少女に、悲しい思い出しか

記憶に残らせていない


この少女の幸せを祈る事すら

意識の中の、眼中にない


この少女のお母さん


この少女に伝わることがない


美しい言葉を せめて

通りすがりで、画面越しに見たあなたに


私が、あなたが生まれた意味

私が、感じれた事を伝えたい



あなたの人生に、幸せが訪れますように


祈りと願いを込めて