多分 人間であれば誰しも
自分の匂いって、分からなくても
あの人の匂い は分かる


生まれてきたばかりの赤ちゃんが、
この人が、母だと特別を識別する

それは、匂いでするのだと
特別を、嗅ぎ分ける
抽象的な力が人には、最初から備わっている

概念が育つ前に、
人間が最初から備え持つ感覚  抽象的な感覚


あの人の匂い

それは、カタチはない抽象的な匂い

単に概念的に思考されるだけで
実態の形態を何も持たない抽象的な匂い





匂いと香りってさ
 花とか果物は具体的に、大体が同じ感覚で分かる








ふと、ふと思った

「ペトリコール」

それは匂いを分類すると「抽象的な匂い」


この匂いってさ、もしかしたら「 亡霊」の匂いなんじゃね?

あなた どう思う?





雨が振る前の匂い

この形態ない感覚を
未浄化なる亡霊で、歌の歌詞で表現したのが、米津さん




雨が降る前の匂い

まだ、雨も降ってないから、カタチない匂い

これこそ、抽象的な匂い



これから、雨というカタチになる前の匂い



まず匂いだけを、気配から感じる

雨が降る気配

まだ何者でない匂いが、これから雨を連れてくる


雨が降る上にあるのが、雨雲





雨が降る前の匂い

「 ペトリコール」

やはり この題名さえも語彙力が高く、そして深い

さすがの米津さんだと






昨日の空は、10分で
目まぐるしさを、感じるほどに

雲が、豹変して変身しまくり

晴れたり、雨が降ったり
まぁ 忙しい空だったんだ

変身だらけの、昨日の空を見上げながら
大気不安定 あまりにも変わりすぎる



あまりにも、変化して変わりすぎ
カタチ変え流れてく雲に、ふいに問いかけたくなった



「  あなた達 雲に、意思はあるの それとも思惑?」
「  それとも、ただ意味もなく流されているだけ?」



まるで、生きているみたい

生き雲

上昇気流に乗り あなた達 雲は膨らみ
水蒸気が集合体になり何者かになった瞬間
下降気流に乗ると、すぐに消えて見えなくなるのだと






ふと、思ったの  


さっきまで、美しい雲のカタチがいきなり変わった




「なんか えぐいカタチの雲だな」


瞬間で、変身した雲


雲って、未浄化なる何かがカタチになる

カタチはあるけど、存在はつかめない



未浄化なる何かが、

空を彷徨いながら、空に向かい

そして、やっとカタチなき姿を消される前の


最後の亡霊の姿の変わり身なのかも


その未浄化なる亡霊の魂が入った雲が降らす雨に

「 ペトリコール」なる匂いがする



雨が降る前に匂いがする時と、しない時があるでしょ?




そして、海に見える怪獣


こんな雲が、海の水面に映ったら

亡霊なる雲のカタチが海に映り、海の怪獣に見える

カタチなき、海に見える怪獣の正体は 雲



まだ、未浄化なる亡霊が、最後のカタチに見える


僕の存在は、確かにあったのだと知らしめる











怒りを抱える亡霊










その怒りが消えてなくなれば、もう少しで天に上がれる


 

この、未浄化なる亡霊が、

天に上る間際、雲に変わり身した雲


その雲が、降らす雨の気配


雨が振る前の匂い 


「 ペトリコール」として人の感覚で感じるのではないか?


米津さんの、歌詞にも繋がる言葉が書いてある





誰もいない場所で、何かを感じる

その感覚は、「 気配を感じる」


雨に、そのペトリコールなる匂いが消される前に

感覚なく気配で伝える


それは、「 亡霊」なる仲間を救う為に





おぃ そこらにいる まだ亡霊さんよ

お前らの出口は、そのヒビ割れたアスファルトの

向こう側にはないぜ


随分と、時が過ぎ過ぎてる

パパもママも、とっくにもう生まれ変わってるぜ





そんなとこに、探しても 十字架もないぜ


雨が降る前の匂いは、ペトリコール俺らの匂い

雨が降る前に、気配を感じ上を見上げるんだ

上昇気流に乗り、水蒸気になり自力で上に来るんだ



そしたら、雲にのりそのカタチが消える瞬間 

上に、空に上がれるから





何かの怒りから、意思を持ち覚めるかのような

目まぐるしく 変身した雲を見ていた傍らで





この真ん中に見える雲がね


一瞬 目に入った瞬間から 人型だったの


「まるで ウルトラマンみたいだわ」

    

慌てて、スマホを持ったら

もう カタチが変わっていたの


あら 残念 一歩遅かった






そして ウルトラマンの匂いに匂いがあるなら


映画のウルトラマンは、人が変身していた


だから それはあの人の匂い

それは、あなたの香り


なら、ウルトラマンだって恋愛物語はある



ウルトラマンが、人間から変身した時


例え、人の姿はしてなくても、

ウルトラマンの愛する恋人だけどは、

例え姿を、偽り隠し宇宙機密を守り

自分の本来の姿を打ち明けられなくても


恋人だけは、香りで気づく


そんな、ウルトラマンの恋愛物語も見てみたいわ





ペトリコール この歌詞


私が、感じた感覚




何者になれなかった者


教科書に載る事が出来る


何者になれた者達はほんの一握りの者達


それ以外は、指の隙間から無念に溢れ落ちた

何者にもなれなかった者達


何者になりたくて、なれなくて

亡霊になり彷徨う



その答えだけは、分かるのに

その答えを見つける方法と手段が見つからない





まだ、その夢を諦められずに

その出口は上にある事にも気づないフラスコの中で

僕はまだ彷徨い続けている



虚しさと、せめて引き変えに出来たら

間違いが、見つかるのに

もう絶対に見つけらない世界が

どこにあるのかさえ、分からないまま

僕は彷徨い続けている



 

せめて、土に帰れたらいつかは土に還れるのに




僕は、夢に憧れる


コンクリート ジャングル


それは、都会の喧騒の中にある夢の象徴

ここは、夢を探す場所だと



僕は、いつから彷徨っているんだ

僕が死んだ時は、馬が走っていたのに


いつの間にか、僕が探していた答え以上の世の中に

この世の中は、変身している


僕が見つけていた答えすら、もう当てはまらない



何の為に、僕は生まれてきたんだ




土に帰る事も出来ない僕は、

このアスファルトの割れ目に潜り込む

そうしたら、もう誰も探しても見つけてもくれない

僕の生きた意味を見つける事が出来るのか?



そしたら、雨の香りが立ち初めた

雨が降りそうな空を見上げたんだ 





アスファルトではなく

ここに、出口があった

    



やっと 出口が見つかった


先に出口を見つけた「 亡霊」が

光の門を抜け癜に入ろうとしている






 



ペトリコール 


この歌は、米津さんの「 amen」と

過去で繋がってる


「 amen」が未来  「 ペトリコール」が過去


言葉が、繋がってる


香り出す 雨の気配


言葉の意味も、繋がってる


この亡霊が、彷徨い続けた歌が




「  amen」


馬が走る 黒いアスファルトの上

荒んだ 風もなし 香り立つ雨の気配


東京は フラスコの光景

迷い込んでは、泣いていた遠い遠い昔


光の癜に 道草を誘う亡霊

九つの門を抜けて あの山の麓へと

空っぽの花瓶に 生ける花を探している


恥ずかしいぐらい 生き急いでいた

遠い 遠い昔


お願い パパ ママ

この世に生まれた意味を教えてほしいの

私に


悲しい思い出はいらないから

ただ ただ 美しい言葉を私に







そして ペトリコール二番


怖がって 躊躇してどうしようもなく
彷徨う亡霊

まだ僕は大事な事 忘れて彷徨う亡霊
 





amenと 絶対にペトリコールの歌詞は繋がってる

私の考察は、まだ続く