ペトリコール 雨が降る前に香る土の匂い



ふと 思った







米津さんは、アナログレコードの針を

レコード盤に落とす感覚が、分かるだろうか?







この感覚  私には無理


レコード盤に、傷をつけそうで怖い


あなたは、感覚で昔から出来る人




あなたのお父さんの

ステレオラジオ付きの、レコードの機械



きちんと埃が、被らないように

あなたが、きちんと手入れしてある




あなたの  「  大切なモノ」


レコード盤 あなたの 「 大切なモノ」


あなたが、特に大切にするモノ


「 お金には変えられない価値があるもの」




だから、「 あなたの大切なモノ」私は触らない

この感覚は、昔から分かっていた



だから、私達はケンカにはならない

あなたが、イヤがる事は感覚で分かる


あなたが、喜ぶ事より

あなたが、嫌がることをしない

この感覚のが、私は先立つ



あなたにとって音楽は 「 大切なモノ」




私達の音楽を聴く感性は、

もしかしたら、あなたのお父さんが

集めて置いて行った レコード音楽を

昔から何気に、耳にしていたから



あなたは、アナログレコード好き

全て シンガーであるあなたのお父さんが集めたモノ


そして、家を出る時に

ギターと共に全て

愛する息子のあなたに置いて行った物



育ててもらってはいないけど

あなたのお父さんが好きな音楽から

お父さんの、音楽感性を受け継ぐ



山下達郎さん

小田和正さん



ほぼ 日本語の音楽ばかり



だから、あなたのお父さんは

「  愛する息子」の為に

自分が愛した音楽

それは、もう自分が息子を育てられない

自分の想いを、愛する貴方に音楽と言う言葉に託す為

自分の 「 大切なモノ」

 全てを置いて行ったのだと

私は、今になり分かるの


 



ふいに、私達は歌を口ずさむ


愛を止めないで 


優しくしないで


あなたに逢えて、本当によかった

嬉しくて 嬉しくて

言葉に出来ない


オフコースの歌



この 歌詞

まんま お父さんの息子に対する想いを

代弁するのを 託す為のような歌詞だと思う


まだ、幼い息子が

いつか僕の気持ちだと、気がついてくれますように


そして、この言葉が入った

レコードを全て置いていく


父親としての 僕の存在を感覚だけでも

忘れませんように




私はね、父親に愛された感覚すらないからね






ふいにね、口ずさむタイミングが、一緒なの

本当に、シンクロ


笑っちゃう


このシンクロする音楽はね

昔から聞いていた レコード音楽


私は、保育園からオフコースが歌える子どもだった

そして、なぜか泣いていた




あなたの守りたい人は誰ですか?


最後にテロップが流れる生保のCM

流れる度に、瞬間で泣いていた


  

   



私が、守りたい人?


それは、やはりあなた


私に、何が出来る?


それは、やはり健康なのだと





健康であることが、幸福に繋がるものなのだと





口内炎 一つ出来ても強く痛感する


ご飯食べれなくなるからね


あなたが、口内炎出来ると

自分が、作るものをまず反省する








昔から、何気に聴いていたから


あなたが、レコード盤に針を落とす












この 針先一つを二人で見つめる


この感覚  



針が落ちてから、音楽が聴こえるまでの

間合いとタイミング みたいなモノなのかもしれない


あなたとわたしは





あなたが、手を伸ばしてくれないと

私は ただの丸い円盤



その円盤に、傷をつけないように針を落とす


そして、あなたに針を落とされて

初めて 音を奏でることが出来るの






あっちむいて ホイは、遊びだけ





肝心な時は、あなたは私を絶対に傷つけない

そして、あっちを向かない





だから、レコード好きの人

やはり、何事においても、傷つけないを

感覚で、人より知る人だと思う



傷つけない  それは、やはり優しい人






 


米津さんも 「  優しい人」と言う題名の歌がある



あの歌はね、昔の花街を感じるの



気の毒に生まれて笑われるあの子を

あなたは 綺麗だと言った

傍らで眺める 私の瞳にはとても醜く映った


噎せ返る温室の 無邪気な気晴らしに

付け入られる か弱い子

持て余す幸せ 使い分ける道徳

憐れみを そっと隠した




お金がある男達の 持て余す幸せを

妻や恋人 と きちんと良識持ち使い分ける為に

お金をきちんと払う 罪にならない

金持ちゆえの、男の遊びの道徳



頭を撫でて ただ 「 いい子だって」言って

あの子に向ける その目で見つめて



この世界だからこそ、遊びの場所だからこそ

愛されないと分かる世界だからこそね

「愛されてる 」に、非常に敏感になる


仮初めの遊びか、本気の愛か

それは、男の目を見れば分かる


仮初めの遊びの男は

この花街の部屋の中でも常に「 もっといい女」を

目で探している


そこに、漬け込み 客を盗るが

この世界の在り方の中で




一人だけ 浮いてる子がいる

自分より器量も悪いクセに

境遇も、私より悲惨なクセに



回りには愛されず 笑われる姿を

窓越しに安心していた

ババ抜きであぶれて 取り残されるのが

私じゃなくてよかった



自分より、下だと思う子が、「 愛されてる」


その子を 「愛してる」人を

自分も好きになってしまった


私を、少しでもいいから見てほしい

だから、あの手 この手 そして色目を使う



強く叩いて 「 悪い子だ」って叱って

あの子と違う 私を直して


あなたみたいに 優しく

生きられたらよかったな



だけど、男の目を見れば分かる

あの子しか、見てない


ただ この場所にいる あの子を

この「 優しい人は愛してしまっただけ」


だから、花街に来るだけ


私には、だから見向きもしない


私だって 優しくされたい

そして 愛されたい


そうしたら 優しい人 に私だってなれるのに

私も、優しくなりたい



優しくなりたい 正しくなりたい

綺麗になりたい あなたみたいに






だけど、この世の中


人に愛される事に、感覚で慣れてる男ほどね


慣れている男ほど

人を愛する事が、感覚で分からない


人を愛することに、慣れるはないのだと

感覚だけは、分かるから


なのに なぜ 

俺は人に愛されることに慣れる感覚になるんだ?

慣れる そして飽きるをなぜか繰り返す


人を愛することは、慣れる事でも飽きることでもない

あの世界に行く男は、そこに隙が出来る


そして、その隙を埋めたくなる


だから、その心の隙間を、余ってる金を持ち埋めに行く



道徳に触れない 金がないと行けない

守秘義務が守られた公然なる


金がないと、絶対に行けない


金があっても、一見さんは家紋 身なり

そして香焚きの移り香を嗅がれる


その男を、見極める男に許されて

御目通りに叶い 入れる 女の苑


格上しか、踏み入れない男の極上至福の遊びの世界


バレたら、お叱りは受けても罪には問われない


だって、金を払うから

それも、桁外れの



そんな隙間を狙うかのように、人の物を

とったとられた が渦巻く世界でだからこそ

本気で「 愛されてる子」が分かる



自分の心で、分かる

それは、「 私は、誰にも愛されていない」と言う

自分の心の痛みで分かる



親に捨てられ 家族に捨てられ

兄弟 姉妹が生きる為に

口減らしと言う名目で

長姉というだけで、身代わりになり


弟 妹だけに留まらず

自分を産んだ 父や母の食いぶちまで

足を開いて、一家の大黒柱になり支える


逃げたら、妹が身代わりにされる

お前が死ねば、一家が、野垂れ死になる

脅し文句は、自分達を守る為の常套手段


それを、分かりし 逃げ場さえ失わせる


行く場所も、帰る場所も逃げる場所も

そして 死ぬ事さえ許されない


だけど逃げたら?  その先は、自分の死しかない

戸籍にも、のらない死


愛されなかった子は、その存在すら消える

存在ごと、誰に手を合わされず消える

 


愛された子は?

その子を、愛した人の痛みを知らずに命を終える



どちらにしてもね

行く場所も帰る場所も、逃げる場所もない子が

行くのがあの時代の、あの世界



だけど、命を終える最後


自分の価値を、お金で見るか?

自分の価値を、愛で見たか?が



同じ 花街で行きた過去世を持つ者同士でも

生まれ変わった世での、輪廻が変わる



その違いはね


自分次第ではないの


愛されてはいけない世界でも



やはり「  本当に愛されたか?」

この相手に、出逢えたかどうかがね


自分の価値は、お金ではないのだと

やはり愛なのだと

この感覚を残して、輪廻生まれ変わる



だから、自分の価値をお金で、計ろうとしてしまう女性



それは、あなたのせいではない

過去世を、その感覚だけを持ち生まれ変わって

いるのだと思う


だからね

それに、気づいたら

むやみやたらに、素人がお金で身体を売っては

そして、身体を開いてはいけない


自分の価値を、自分でお金で計ってはいけない




あの世界には、やはりプロがいる

それは、仕事としての プロ



この世界、ブロの世界で生きる女性達ってね

多分 過去世は、女を知りに知り尽くした男だった人が

最後、自分の身体を持って 女を知る為に

それまでは、ずっと男だったのに

自ら選んで 女に産まれた


その世界のプロとして生きる女性



そして女性を守る女性

男よりも、男らしい女性だと

私は思うんだ


私はね



だから、自分の価値をお金で計る


お金がないと、私は愛されないのではないか?

と、無意識にいつも不安になる


それが、何かが分からない

だけど 何かが満たされない感覚



痛いよね

悲しいよね

虚しいよね

くるしいよね

みじめだし、情けないよね

自分の存在価値すら、わからない



その痛みは、あなたも気付けない痛みの中に眠る痛み


痛みを、感じてるのは


寝た子が、起き始めたからなのよ



だから、優しく起こしてあげて


一気に起こすとね

今のあなたが、死んでしまう恐れがある





だから、この歌があるの


今は、全てを恐れるな



米津さんの歌 M八七


痛みを知る ただ一人になれ



痛みとは、その人は何の痛みを感じさせる事は

何をしてなくても、  痛みを感じる



その人にしか、感じない痛みが

誰にも、理解されない痛みが

生きていたら必ず 誰にでもある

 


やったより やられた方が覚えている

これも、世の常



思い出した 

小学校の頃 いじめられた


あなたには、言ってない

今だから言える事

あなたは、私のことになると怒る

その怒りを見る方が、私には怖かった


今でも忘れられない

砂場で、百回回ってごめんなさいと

土下座しろと、言われ


一回まわり ごめんなさい 土下座

これを、百回繰り返した

そして、女の子に蹴られた


私だけではなく、やられた子が


先輩にちくり

この子が、中学になり先輩に目をつけられた


その子のお母さんが、

うちの母にいじめる子に怒っていた話を聞いた


なんか、とても複雑な気持ちになった


やった事より、やられた事の方を覚えている


私も、そうなようにね

あの子は、覚えているだろうな 



「やった事より、やられた事の方を覚えている」



これってね 


だけど究極は、

やはり男女の身体の作りの違いがある


やるのが、男

やられるのが、女の身体の造りに本来の造りにある


その感覚が、残りやすいのが、やはり女性


私は、スピリチュアルとは感覚以外の何者でもないと


だから、このスピリチュアルを感覚で

感じやすいのが、女性




だけど、それはやはり一人では出来ないのよ


一人で、開花出来るものではない





この 針先のように引き寄せる


スピリチュアルに役割があるなら

その女性が持つ感覚を 

引き寄せるのが男性にあるのてはないか?





私は、生まれる前にあなたに名前を呼ばれていた




ウルトラマンに アンパンマンと呼んだら

アンパンがくる


アンパンマンに、ウルトラマンと呼んだら

ウルトラマンが来る



街中であなたを呼べば、あなたが振り返る



だけど、私はあなたの名前を呼んだことがないの


お兄ちゃん と 呼んでいたから

今更 名前が呼べないの


君も さんも 呼び捨ても出来ない


だから、街中で「 お兄ちゃん」と呼んだら

暫くは、兄妹の振りをする



あなたは、私を名前で呼ぶ



あなたが、まだ生まれてくる私を知らないで

だけど、近所のお兄さんの名前を呼んでくれていた



私が、生まれる前に聞いたのは そのあなたの声



これは、ただの私の感覚

だって 生まれる前だから



だけど、あなたは現実に、私の名前を呼んでいたと

背が高いお兄さんを見上げ、呼んでいたと




名前を呼ばれ、針先が、合わさり

私は名前が呼ばれる方に導かれた




まるで、レコード盤のように

あなたが、針先を手で持ち、間合いとタイミングを狙い

針を落としてくれた瞬間








私は、空からね

お母さんのお腹目がけて 一目散に飛んできた




こんな夢を 今朝方 二度寝で見た





そして、わたしは感覚

あなたは、ならば引き寄せるを


私達は、片方ずつ持ってるけど




米津さんは、それを両方持ってるだけに

とどまらないから


四方八方の目線と感覚があるから


だから、「 優しい人」みたいな歌も

「 ペトリコール」みたいな歌も、作れる方なのだと

私は、感じるんだ



やっぱ すごいな この人って 


そして、アーメンみたいな曲も