おかえり
「 今日、飯なんだった？」
クリームシチューだよ
「 んまそ 少し腹減ったで、
風呂だけ入って、シチューだけ食べる」
準備しとく
「 ありがとな」
お風呂から、上がり
クリームシチューを食べながら あなた
久しぶりに、先生と偶然会ってさ
俺、気づいた事あるんだ
前に、話したじゃんね
俺、小四まで夜尿が治らなかった話
お前が、生まれてきた日を境に
俺、しなくなったんだ
夜尿
アレ 正直
今日の今日まで、
お袋のせいだと、ずっと思ってたんだ
だけど、違う
俺 ずっと勘違いしてたなって
夜尿は、心の問題
2歳や３歳じゃない
俺ぐらいの年齢で、治らないのは
身体の問題より、心の問題である事の方が
自分の経験からして、確実に多いと思う
その心の問題
俺の場合は、環境から来たもの
俺の周りを取り巻く環境から
起きていた事だったんだなって
改めて、今日
先生と話しながら思ったんだ
だとしたら？
お袋が、別に悪い訳じゃなかった。
だけど、これは
俺が大人になったから分かる事
子どもの頃に、これを言われても
理解なんか出来る訳がない
お袋、夜はいない
仕事の訳だし
夜、一人になる俺を心配して
他人を家に入れるのが
絶対イヤなお袋が、じーちゃんいなくなり
夜が、俺 一人になるから
住み込みの家政婦を雇うというのに対して
「 絶対にヤダ 一人で大丈夫」
と、言っ切ったのは俺
これに関しては、お袋が悪い訳ではない
お袋の仕事が、たまたま夜の仕事だっただけ
あの人
勤め人じゃなくて、経営者だからな
俺を、取り巻く環境が
俺には適してなかっただけ
まぁ 当たり前だけどな
小３で、夜 一人でいるなんて
今の時代でも、尚更あり得ない
夜尿は、心の問題
俺、思ったんだ
小学校 高学年になっても
夜尿が治らないで、悩んでる親がいたら
夜尿を治そうとやっきになって
病院行って、試行錯誤するより、
まず、何かしら
環境を変える事じゃないかなって
どう変えるかは、人それぞれだけどさ
俺の場合は
お前が、隣の家に生まれてきた事で
俺を取り巻く環境が、一気に変わった
多分だけど、
お前いなくて、あのままだったら
中学行っても
俺、治ってなかった気がするんだ
一個人を、取り巻く周りの環境
お袋の仕事
先生、お袋の店
連れて行って改めて見てさ
俺 一人じゃ絶対行かんじゃんね
取り巻く環境
あそこに関わる 全従業員の給料
払ってるのがお袋
あの細い身体の肩に、従業員だけじゃない
その家族の生活全てにおいて
責任が伴うのが、
代表取締役社員のうちのお袋なんだな
あそこ、株式だから
福利厚生含めて、いいんだよ
例え、夜の仕事でも
働く立場としたら環境が
めっちゃ すげーなって
酒飲んだからかもしれないけど
一個人を取り巻く環境って、大事なんだな
俺、一個人
俺を、変えたのはさ
お前が、今も今日も今夜も
俺の帰りを待っててくれるだろ
俺、電気がついてない家に
一人で入るのは、今でも絶対に嫌だ
そこは、トラウマ
寝てていいから、家にいて欲しい
お前 生まれるまで
あんなに、帰りたくなかった家が
隣の家に、生まれたばかりの
お前待ってるから、早く帰らなくちゃ
に、一気に変わった事が
俺が、抱えていた心の問題に
直結したって、気づいたのは
大人になった 今だから分かる事
だから、当の本人なんて分かる訳ない
今も夜尿が治らない
寝てる時に、無意識で起きる事だからさ
その子を治そうとするより
まず、環境を変えたり
また整えたりすることを
周りにいる大人が、配慮して考えること
大切なのかなって、ふと思ったんだ
夜尿の原因？
どちらかだと思うぜ
リアル、ネグレクトか過干渉
そこから、引き起きる環境
大人になったから
今は環境だと思えるだけ
うちは、ネグレクトに近い環境
ネグレクトか、過干渉
このタイプの親を持つ子ども
特に、過干渉は
親や周りが気づいてないだけで
常に、子どもの心の中に
精神的圧迫が、かかっている
親によるネグレクトか、過干渉のどちらか
中学ぐらいでも、
まだ夜尿が治らない子な
起きている時は、常にどこかで
精神的圧迫を受けているから
昼間は意識して抑えているものが
夜、睡眠中に無意識に解放されたい
というのが、お漏らし 夜尿に繋がる
俺の経験から、分かる事
お前の場合はさ、ちびるはあった
だけど、それはトイレに
一人で入るのが怖いから
起きてる時に、ちびるはあったけど
寝てる時に、おねしょはしなかった
夜尿は心の問題
心と身体は繋がってる
その中で、1番直結しているのって
脳よりも、もしかしたら腸なのかもしれない
何かしら、心にあるものを
きちんと、溜める事が出来る子は
オシッコも、身体の中に溜めれて
寝ていても、自己コントロール出来て
朝、起きてからトイレに行き
おしっこを出す事が出来る
何かしらはあっても
圧迫まではされていない
身体の中に溜めたものを
意識ある排尿で出すことが出来る
だけど、常に何かしら
精神的圧迫を、常に受けている子 過干渉
精神論圧迫を、常に感じている子 ネグレクト
どこかで解放されたい
どこかで解放されたい
解放されたい思い
意識がある、起きてる時は無理
だけど、子どもと言えど
人間だから、それでは身がもたない
だから、寝てる時
無意識なる時間に
自らの心を解放したいという思いが
身体と心は繋がってる
思考が圧迫されて、常に押されているから
寝てる時に、気が緩み
その限界を超えて、圧迫が押し出され
溜める事ができなくなり
無意識に出てしまうのがオシッコ
圧迫されてるものから、
溜まったものを、外に放出して
解放される瞬間をリアル感じる
人間の身体 おしっこしかないんだ
後、男は射精があるな
普段でも、そうだろ
溜まったオシッコを出すと
人間 ほっとして
思考がスッキリする
「 あー スッキリした」
夜尿が治らない
何かしらの原因 理由がある
それを、子ども自身の問題だと
大人が、勝手に捉えるのではなく、
大概が親に原因があると、まずは考えてみる
寝てる時に起こる事だから
これこそ、寝てる本人は分からない
自分自身に思い当たる原因がないから
なんで、まだおねしょしてしまうのか？
を子ども自身の目で、見つけるのはムリ
だから、この感覚を少しでも
理解した大人が、それを理解して、
もしかして子に常に意識が向き過ぎてる
見る角度を少し変えて見ること
俺の経験の逆から思う事
うちは、ネグレクトに近かったからな
だけど 言葉は行く 深く
米津さんじゃないけど
俺 その先に気づいたんだ
まだ マシ
俺、こんな恥ずかしい事
絶対 お前にしか言えねーけど
お前、俺達が身体の関係が出来た
最初の頃
言ったことあるよな
いきなり、言葉リアルだなって
俺、思ったんだけど
私 SEXって、やって見てわかった
こんな格好して、あんな格好になる
あなた以外は、絶対にムリ
ある意味 リアルに
互いに、人間の身体の1番
汚い部分を見せ合う行為なのね
アレ
顔だってそう
自分で見たことないけど
多分 めちゃ顔 変な顔になっちゃうし
あなたと、まだやる前
人間の身体の1番 汚いと思えちゃう部分が
近いし丸見えになっちゃうの？
だから、初めて経験するまでは
「 絶対 イヤ」 恥ずかしいなって
すごく思ってたんだけど
自分の匂いとか、自分で良くわからないし
だから、怖かったんだけど
今でも、
汚いんじゃないか？ って心配になるけど
でも私は、あなたを見ても
汚いだなんて思った事はない
だけど、私 自分は気になる
自分は気になるいっちゃいそうになると
なぬ
お前 いっちゃいそうになってんだな
お前 いっちゃいそうになってんだなこないだまで、処女だったのに
いきなり発言が大胆だな
私、トイレ近い方だから
ヤバ トイレに行きたいって
オシッコ 出ちゃいそうって
急になる事があるの
こんなとこで、絶対ちびれないし
あなた すぐ分かるから
「 ん？ ちょい休憩
トイレ 行ってこい」
んで、シャワーだけしてまたすぐ再開
いくらシャワーしても
トイレ行って、すぐって
やじゃないのかなって、すごく心配になる
でも、別に平気みたいだし
だけど、男の人の身体の謎
男の人って、一つでしょ
女の人はその穴とこの穴は違うけど
男の人って、どうやって
オシッコと、イク時に精子
出間違える事はないの？
で・・
出まちがえることがない？？
また えらくはっきり言うな
ないよ
思った事を、考えずに言える
それも、愛が深まる一つなんだよな
でも、一つ俺が言える事は
男女の関係において綺麗ごとだけではない
愛があれば、身体の関係なんかなくても？
・・では、俺はない
愛があるからこそ、したい
やりたいと思うのは、
男のサガみたいなものかも知らないけど
だけど、1番大事なのはお前
お前に何かあれば
それを我慢出来る
そこを抑える
そこは、自己コントロール出来る
だけど、セックスは
更に、愛が深まる行為である事である事に
間違いはない
男って 部分性感帯
アレは同じでも、アレとコレは違う
「 その部分、間違えないの？」
」オシッコと精子
真面目な顔して、俺の息子の
メカニズムを質問してくるお前
お前と俺だから、出来る話でもある
そして俺が、お前を汚いと思う訳がない
お前 汚いって言うけどさ
いいか？ よく聞け
汚い場所って言うけどさ
究極を言えばさ
互いに、シモの世話が出来る相手なんだよ
俺達 何があってもさ
そこを見て知ってるから
何かあった時、互いシモの世話が出来る
それが、俺ら夫婦のカタチなんだよ
夫婦でも、絶対ムリって言うのは
やはり汚いと思うからなんだろけど
俺は、お前以外は下の世話までするのはムリ
お前も、俺以外はムリだろ？
何かあったら
それが、仕事の人には頼めて見せれても
そこを、汚いと思ってしまう相手とは
俺は、一生は共に出来ない
俺は、お前以外はムリ
お前は、さっき言ったな
セックスするのは、俺以外はムリ
当たり前だけどさ
あなた以外無理
パートナー関係においては
この究極は、SEXもあるけどさ
勘違いするなよ
男の場合はさ SEXのその先にあるもの
人間の究極
「排泄の世話まで出来るか？」
なんだと思うんだ
これを、思える相手と出会ったら
もうその子以外、考えられなくなる
身体になるものなんだ
男って 俺はそう
勘違いすなよ
俺 こないだ
つい若い女に、血迷いそうなツレに
言ったんだ
その女を抱けても、
その女のシモの世話は出来ない
と、思うならやめとけ
んでさ
お前、何かあった時
その女にシモの世話頼めるか？
無理 奥さんしか無理だって
俺 目が覚めたわって
ここなんだと思う
浮気と本気の境界線
SEXじゃない
その先にあるもの
俺は、シモの世話
お前以外は、汚いと思って出来ない
お前しかムリな俺が
汚いだなんて思う訳も、感じる訳もない
んで、俺に何かあったら
「 シモの世話お願いね」って思う
お願いね」って思う俺 記憶あるんだ
夜尿 おねしょする瞬間
もちろん完全に寝てるから
おねしょしてしまうんだけど
だけど、違うんだ
おねしょする瞬間
必ず、夢見てて
オシッコ出しながら
めちゃくちゃ気持ちいいって
ふわっと身体から
何かが抜けていく解放感 すごくて
夢見ながら、身体が生温かくなり
身体が幸せを感じる
その感覚 例えると、射精の瞬間
あースッキリしたって
思えた瞬間
さっきまで、温かい身体に冷たさを感じ
「 あっ ヤバい」
目が覚める
俺は、小四で治ったから
これは、分からないんだけさ
それでも、思春期
中学を超えたぐらい
高校ぐらいには、
さすがに、
夜尿をしなくなるんじゃないかなって？
性欲に勝るものはないって言葉あるだろ
・＊知らん？
？あるんだよ 男は
寝るより、やりたい
食べるより、やりたい
睡眠、食欲より性欲になる時期が
思春期超えた時期ぐらいから
性欲が強くなる
朝 見たら我が息子お立ちになってる
アレこそ、あの時期
自己コントロールは無理
んで、お前といる時は、
朝に限らず、昼寝しても
お立ちになってるだろぉ
だかな・・以外は、寝てても自己コントロール出来る
男の身体の場合
大人の身体になる事と
大人の思考を持つ身体になる事って
意味が違うんだ
寝てても、自己コントロール出来る
性欲を、自己コントロール出来る
これが、大人の思考
それで、思ったんだ
寝てる時に、身体に精子が溜るようになると
逆に、尿が蓋をされる
夜尿しちまう前に、
精子溜まって朝立ちして気づいて
目が覚めて、トイレに行く
何 やっても治らなくても
環境変えても、変わらなくても
病院行っても治らないって
病院になんて、絶対に行きたくないって
悩んでりヤツがいたら
「 朝立ちするようになったら、
そっちで、先に目が覚めるから」
男 限定だけどな
こんなとこ言う大人
一人ぐらいいてもいいよな
俺 親父いなかったからさ
聞くに聞けない事
自分の身体で
一つずつ分かるしか方法なかったからさ
ほら 君は一つずつ治しながら生きてるよ
今 懐かしい朝の為
この歌、夜尿に悩む少年に向けて
米津さん 歌ってる気がすんだよな
言葉は行く 深く
だけど、夜尿
まだ出せるだけマシ
オシッコも、出さないと毒になる
まだおねしょでも、夜尿でもして
自ら解放することが出来れば
身体から毒は抜ける
オシッコが身体に戻ると毒になる
だから、夜尿さえも出来ずに
ひたすら我慢して、身体の中に毒が溜る
そうすると、それが情緒不安定に繋がったり
いきなりキレるとかの
精神の不安定さに繋がる
まだ マシ
これさえ なくなったら？
精神に異常をきたしてくる
これは、俺の勝手な想像だけどな
あなたにそう言われると
「 確かに」って思う
その子の問題ではなく
その子を取り巻く周りの環境から
引き起こされる事って必ずあるから
だから、やはり環境って大事
言葉は行く 深く
この世に存在する言葉全部で、
一個人の人生は生きれない
財閥という言葉に囲まれて生きる人もいるし
庶民という言葉が、相応して生きる人もいる
本妻という立場で生きる人もいれば
愛人という立場しか知らない人もいる
言葉の全てでは生きられない
部分を生きているのが、私達
命あるもの全て
猫一匹見ても、
飼い猫で一生を過ごすか
野良猫で過ごすか
取り巻く環境で、
その子自体の生き方含めて
猫ちゃんで、あろうと
性格全て、ご飯がいつもあるのと
エサを探し求めて、毎日過ごすのでは
行動の違いから、性格だって変わってくる
その言葉のどの部分に出会い
どの立場で生きることが出来るのか？
言葉は行く 深く
それによって人の心が変わる
「 あの頃の俺を、まんま表現する歌なんだよな」
米津さんの歌詞
その勾配の先へ 心は行く 強く
その幽閉の先へ 言葉は行く 深く
ほら 君は治しながら生きてるよ
今は懐かしい朝の為
その献身の先へ 心は行く 強く
その諦観の先へ 言葉は行く 深く
ほら 君の疑うものすべて
いつのまにか抜け出した君だ
意味なんてない 退屈で美しいんだ
今 懐かしい朝の為
この歌ってさ
リアル 夜尿にまつわる
精神論を米津さん 歌にしたんじゃね？
一個人を取り巻く環境が
勾配 幽閉
献身 諦観 分けられてる
ネグレクト 過干渉に分けられてる
君から抜け出した君だ
心の中にある問題を抱えた俺から
抜け出した俺
だから、抜け出した
脱皮する前の俺
脱皮した皮だけは残ってる
この部分が、トラウマになって
今も残ってたのが
先生と話して、少し見えた感じ
ごめん 遅くなったな
もう寝るか
歯磨きしてから、寝室行くから
先 行って布団 温めておいて
待っててな
「うん 待ってる」
待ってる」言葉を取り囲む環境の大切さ
私はこの三曲
それによって、傷ついた子達の歌が
ピースサイン この米津さんのCDには
集約されていると、私は思っている
この上 二曲は
あなたを、取り巻いた環境に
丸々 当てはまっている
最後だけは、違うけど
ゆめくいしょうじょ だけは違う
この歌に出てくる少女を
渦を巻いて、取り巻いた環境は
虐待
精神的 肉体的虐待
その環境
子ども自らの意思で
それが負であればあるほどに
環境を大きく変えることは出来ない
その環境を選べない環境の中でしか
生きる事が出来ない三人が
生きる事が出来なかった三人が
米津さんのCDの歌の中で
肩を寄せ合い抱き合わせるかのように重なっている
だけど この三曲目
ゆめくいしょうじょだけはもう手遅れ
死んでしまったんだ
虐待で
私は 毎年
六月になるとこの歌を思い出す
ブーゲンビリアの咲く頃
結ぶに愛と書く名前を持つ幼い女の子が
かなしすぎるひらがなだけのおてがみをのこして
この世からもういないのを
病院で待つ間のニュースで知り涙が溢れて止まらくなった
「わたしを見て」
私は、花の気は感じる
だから、この花の写真を撮った
病院に入った
2018年 6月7日
このニュースが初めて表に出た日だと思う
受付が終わり
たまたま携帯ニュースを見たら
この子のニュースのさわりだけで
私は涙が止まらなくなった
今日は 2021年 6月5日
沖縄は、ブーゲンビリアの花が咲いている頃
私が書くのを忘れるまでは
「 ゆめくいしょうじょ」の歌詞を
虐待により死んでしまった
結ぶと愛と名前がつく
可愛い女の子の為だけに
私は書きたいと思う
世の中には沢山の出来事 ニュースがある
誰も死なない日は一日も存在しない
その中で、 一人の人の死を私が知るのも
言葉の部分を知るカタチの一つなんだ
だから、亡くなった人全てにおいて
祈ることは出来ない
この年はたまたま沖縄に行った
沖縄に行く前に知ったニュース
この子の事が頭から離れない
あまりにも、悲しみ深いニュース
連日のニュースでもやっていた
テレビの人も泣いていた
この女の子為に私が出来る事
どうしてもブーゲンビリアの花が見たい
魂の鎮魂歌
私地方には自生は、元より
花屋さんにもなかった
どうしても ブーゲンビリアの花が見たい
その思いで 空にカメラを向けたら
胎児のカタチをしていた
思いは伝わると、思えた瞬間
だけど、あまりにもリアルで少し怖くなった
「 私を見て」
私は、花の気は感じる
この花の蕾 クチナシの花
クチナシにされてしまった女の子
だから、目に見える
ひらがなだけのお手紙を一生懸命書いた
実の父親でもない男に
クチナシにされた女の子
だから、空に願った
どうか 次に生まれる時は
ただ愛される場所を選んでほしい
虐待される子の魂は
最初から親の器よりも大きすぎる
崇高で立派な魂の持ち主
私が 「 何とかしてあげないといけない」
それは特にお母さん
お母さんを助けてあげないといけない
それだけの思いで
カタチが小さい中に飛びこんで来るから
元々が親の器が、小さいから
その中に入ろうとしても
跳ね飛ばされるの 跳ね返されるの
親がそれに気づかない
だから、親以外の周りの環境で
誰かが気づいてくれないと
壁の中で起きる事は誰も気づけないの
民生委員さんでもいい
となり近所の人でもいい
壁の中で起きてる事が、外で分かる
唯一の手段
尋常ではない泣き声 叫び声
その人がいたから、助かった命もある
完全 壁の中
だけど、狭い場所に押し込められる
押し入れなどに入れられたら
声すら聞き取ることすら無理になる
膝を抱え、足音に怯え
親の機嫌一つを態度で伺う
声の抑揚一つで安心したり怯えたり
子どもが親の顔色を伺う
虐待される子
元々が器が大きな魂だから耐える
子どもだけど 心を壊しながら耐える事が出来る
親から子へ 子からそのまた子供へ
負の連鎖として身体に残る物が心に連鎖する場合もあるし
逆なその経験が反面教師になる人もいる
虐待の連鎖を断ち切る
正しい目を持つ大人が
親と子でも離すこと
負の連鎖を断ち切るには 離れる事しかない
その為にあるのが行政機関
だけど、そこにさえ裏切らる
だから、まず母親
その子を産んだ母親
母親が正常な判断が出来るうちに
相談が出来るうちに相談をする
その場所を知る やはり言葉なんだ
だから
最初から 親と親のカタチが合う場所
パズルのピースとピースが合う場所に
きちんと愛される為に魂が降りてくる
時代は変わる
運命の人と出会う
むやみやたらではいけない
むやみやたら
その時代への一つの警鐘の一つとして
やたらと人に触れることが出来ない時代になる必要が
今 あるから
コロナ ここまで極端な事が起きている
先にならないと未来にならないと
分からない事だけど
一度や二度とニュースに出て
影に消えていく虐待で亡くなる子の
ニュースが一つでもなくなっていたら
それは 今 起きている事が
一つでも意味がある事に未来に繋がる
未来になりますように、切に願う
暴力 暴言
強い者が弱い者を支配する
それは経済的にもそう
ここを出たらお金がないから寝る場所もない
お母さんも暴力を受けていたら思考は
麻痺するけど
身体の痛みや快楽は麻痺はしない
思考だけは麻痺するんだ
特に 快楽を一度覚えてしまうと
身体が離れられないに 大人はなる
だけど痛み
それは自分は痛いけど心が麻痺してると
人の痛みには それが例え
お腹を痛めた我が子でも
心か麻痺してるから
やはり 麻痺するんだ
毎年 六月はこの子の為だけを思い
私は空に向かい手を合わす
光に向かってちゃんと迷わずにこの子の魂が
元いた場所に戻れた気がして
少し うれしくなった写真
沖縄の眩い太陽の空の下
満開に咲いた ブーゲンビリアの花