miyakoの恋物語200話 | turugiのブログ

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好きな人 :家族、追っかけてるRyu Siwon それから永遠のヤングマン秀樹!

車から 降りてきた二人に気づいた両親は

「あなた・・・」不安そうに 夫を見るミヤコの母。


僕はミヤコと手を繋いだまま

ミヤコの両親のもとへ歩いた・・・。

そして 「初めまして」と 頭を下げた。

「お父さん・・・来てくれるなら 連絡してくれれば良かったのに・・・」

ミヤコの言葉に 口を開いた父は

「前もって 連絡をしていれば こんなところを
 
 見られずにすんだからか?」

「そ、そんな意味じゃなくて・・・」

「私との約束を お前は忘れたのか?」ミヤコにキツイ口調で話す父親に

「申し訳ありません・・・ミヤコ・・ミヤコさんは悪くないんです
 
 私が勝手に彼女を訪ねてきたんです。」

「君は黙っててくれないか! 私は娘に聞いているんだ!」

「お父さん・・・ごめんなさい・・・」

悲しそうにうつむく 娘を見た母は

「あなた、こんなところで立ち話もなんだから・・・どこかで・・・」


少し考えた父は

「ミヤコ、私達のホテルへ来なさい。話があるから」と 

シウォンさんの手を払いのけ 私の手を引いて 車へ・・・。

「あの・・・お父さん、ちょっと待って・・・」

「いいから来なさい!」

「嫌です! お父さん、少しは私達の気持ちも わかって!」

私は お父さんの手を振り払い シウォンさんの後ろへ隠れるように

しがみつきました・・・。

「ミヤコ?・・・・」シウォンさんも・・・

そして 両親も・・・

私のそんな 態度に とても驚いてしまったようで・・・

これがドラマなら ここで 一時停止で音楽が流れて 次回へ続く・・・

と いった感じでしょうか・・・・。


大きくため息をついた お父さんは

「先に行ってるから あとで 来なさい」

とても 穏やかな口調で言いながら

宿泊先のホテル名を告げて 母と車に乗り行ってしまいました・・・。





「シウォンさん・・・」

彼は私の頭をそっとなで 

「とにかく 中へ入ろう・・・」そう言って 肩を優しく抱き寄せてくれました。





部屋に入ると 呆然とソファに座っている私に

「飲んで・・・」と 温かいミルクティーを

そして コーヒーを自分の前に置いて

「これを飲んで 落ち着いたら お父さんのところへ 行こう ・・・」

「・・・・・」

「聞いてる?」

「・・・・・うん・・・」

「一緒にいたいけど このままだと いけないから 約束を破ったこと 謝って

 わかってもらおう・・・」

「きっと もっと反対するわ・・・あの石頭・・・」

「お父さんのこと そんな風に言うんじゃないよ」

「だって・・・」

「お父さんは ミヤコのことが とても可愛いんだよ」

「・・・・・」

「シウォンさん わかったような口ぶりね・・・」

「一般論だよ! 普通 娘が可愛くない 父親はいないだろ?」

「・・・・・」

「じゃ このまま また 会えなくても平気?」

「ミヤコは?」

「私は・・会えなくても 平気だった・・・でも 会ってしまったから・・」

「そうだったのか・・・僕が悪いんだな・・来なければ良かった・・・

 そうすれば こんなことにならずに すんだのに・・それに

 会えなくて平気だった?? 君にとって僕はそんなもの?」

「シウォンさん・・・勘違いしないで、平気だったっていうのは・・」

「もういいよ! あーなんだか すっきりしないな! いつもいつも

 ミヤコやご両親に振り回される感じがするよ!」

「シウォンさん・・・」

「・・・・・」

ソファの背に少し反り返るようにして 両手を頭の後ろで組み

目を閉じるシウォンさん・・・。

  
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しばらくして タバコに火をつけようと

ライターを手に チラリと前にいる

ミヤコを見ると・・・・

ティーカップを両手で持ち 膝の上に置いてうつむいている・・・。

(泣いてるの?前髪で顔の表情がわからない・・・

すると・・・一粒の涙が ティーカップに・・・・

僕が目を閉じ考えてる間 ずっと そうやって 泣いてたの?

僕が悪いのに・・・言い過ぎたよ・・・・)

「ミヤコ・・・」

ミヤコの隣に座って ティーカップをテーブルへ。

肩にそっと手を回すと 

ミヤコは声を出して僕の胸で泣いた。。。





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