一閑張りのまねごと。

和紙をちぎって竹のザルに貼り付け、柿渋を塗り重ねると良いという記事を見て、うちにも使ってない柿渋液があったのを思い出しました。

今までは捨てていた習字紙も使えるんじゃないかと思いついて、試してみています。



習字教室の先生が用意してくれる半紙は質が良くてきれいなので、お稽古の後も捨てずに活用できるなら嬉しいなと。




娘たちが習字を習い始める時、教室が少し遠くて車で送迎することになったので、一緒にわたしも習い始めました。

初めてのペン字、小筆、楷書の次は行書…
これが意外と楽しくて、疲れて気が重い日でも筆を持つと不思議と集中できて、帰りは気分スッキリ。

子どもたちも同じく、部活や塾で忙しくなっても、習字は辞めたくないみたい。




わたしは昇段試験など受けずに古典の知識も無いまま、気楽に書いてるだけですが、初めは暗号のようで何が書いてあるのかさっぱりだった仮名文字が、続けるうちに少しだけ読めるようになってきました。おもしろいので、もうちょっと勉強したい。






で、一閑張りもどきの話。
習字紙を貼った上に古布も貼りつけてみました。
貼る作業は予想以上に時間がかかり、糊(のり)も大量に必要でした。

市販の糊の一個分なんてすぐになくなってしまい、途中からは小鍋で小麦粉と水を煮て糊を作りました。
子どもの頃、障子の張り替えの時かな、母はご飯を煮て糊を作っていた気がします。懐かしい。


次の休みには柿渋を塗りたいな。どんな色になるだろ。
それが一段落したら、次は手紡ぎ綿糸を織りたいです