幸せの選択問題 -14ページ目

幸せの選択問題

幸せの選択問題


「いたい?」
「はい。大変ですよぉ…アナタはこれま室內設計 で会ったことのないような恐ろしい目、痛い目にあう。刻まれ、ちぎられ、貫かれ、そして死ぬ」
「死ぬ?!」
「……で、死んだら不合格です。やり直しってことになりますよ」
「おいおいおいおい」
食事をかっこみつつ、彼は思わず待ったをかけた。
「死んだら試験なんでもう出来Office Design ないだろ?」
「できますよ。いくらでも」
男はあっさりと言った。
「ああそうそう、で、失敗したときの『再試験』ですが。一回目は無料ですけど、二回目以降はお金かかりますので。そこのところ宜しく」
「いやいや、だから死んだらムリだって」
と言いつつ、死ぬというのは何らかの比喩だろうと少年は思った。
どんな試験であれ、失敗したら死ぬなんてひどい。が、死んだら再試験なんて出来るわけがない。
死者が生き返るわけはないし、第一人を殺したら此処だっていはずだ。立派な殺人事件になる。

目玉焼きをつっつく彼に、男はさらに続ける。
「話が前後しますけどねぇ、たとえ入団住宅設計 をしなくても、この試験には合格するまで何度でも受けて貰うことになります。
精神的?肉体的な苦痛や痛みをアガガー様に捧げ、現世のケガレを落とすことが目的です」
「アガガー様って誰」
「全知全能なる我らの神様です」
「…………」
 オカルトがかった話が出て、彼は少し渋い顔になった。早い話引いた。
アガガーなんて神様は初耳だし、いや何より、こういうあからさまなのが今時あるとは驚きだ。
せめてもうちょっと婉曲して言ってくれれば…だが男は気にせず続けた。
「試験に合格した者はケガレが浄化されたとみなされ、祈りを捧げることが許されます。そして希望すれば、入団が許可されます。
試験に合格しなかった者は、まだケガレが浄化されていないとして、合格するまで試験を受けてもらいます」
「それさぁ、もうパスしなかった時点で解放してあげたら」