これから
信号機が無くなる時がきます
今までは
青なら進め、赤なら止まれというように
あらかじめ決められたルールにのっとり
何も考えることなく無条件に従うことで
生きてこられました
突然、その信号機が無くなる日がきます
その時、人々は、どちらに行けばよいのか
自分はどちらの方向に向かえば良いのか
大混乱することでしょう
あなたには
人々を誘導する役目があります
信号機も無い山奥で
旗を振って誘導している人は
この先で工事していることを知っています
何のためにそうしているかも知っています
でも
初めてこの道に来た人にとっては
何のためかがわからず戸惑うことでしょう
あなたはその先に起こることを知る者として
その人々を誘導しなくてはなりません
その人の目的に合った道を
右なら右、左なら左へと
今のままのスピードが危険だと判断したなら
ゆっくり進めと誘導するのです
自分の目的さえ見失っている人には
いったん止まらせ
光が射す方向を
こっち、こっちと誘導するのです
今日、この山奥の道を通る者は
もしかしたら誰もいないかもしれません
それでも
道に迷って困っている人にとっては
あなたが必要なのです
誰かに、何かに
助けてもらった経験がある人は
次は誰かを助けてあげる番です
あなたはちょっと先を知っている誘導員です
あなたがそこにいるだけで
人の役に立っているのです