「懐かしいアイテムが吉」
である。
先ほど来、
企画書を巡って、
アイデアがとまらんゴトーちゃんである。
また、いいことおもいついたぜ。
大体において、
企画書というものは、
非常にビジネスライクで、
特に、ワープロで書いたりすると、
とても冷たくドライな感じになってしまう。
これでは、人の心は動かないのだ、
と、今、気付いた。
やはり、
日本人相手にビジネスを展開しよーとおもったら、
どこかしら「郷愁」を感じさせるよーなものでなくてはいけねー、
とおもったのである。
郷愁、それは故郷。
おふくろの味。
上野駅。
お国言葉。
ソウルフード。
これらを踏まえ、
俺は、
企画書を全部、
方言に書き換えよーとおもう。
まず、出だしをかえる。
「まぁだまぁだ、すばれてっけど、
元気にしてっかぁ?」
というフレーズで始めることにする。
「不況、不況ってニュースで言うがら、
東京さ、出で行った おめさんのごど、
母ちゃんは、すんぱいしてんだぁ。
んだがらよー、
ゴトーちゃんにたのんで、
おめさんが嫁と孫っこ、
安心して養えるつー、
なんつーがね、
ええ話ば、こさえでもらったんだぁ。
ちゃんと、ゴトーちゃんの言うごと、
聞ぐんだぞー」
これをあらゆる企画書のド頭に据えれば、
もう百発百中である。
相手は、
泣きながら俺にオファーしてくるに違いない。
もう、
俺の活躍は保証された。
しかし、東京出身の人への対策は、
まだ検討していないのである。