昨夕、

駅前に散歩した。


コンビニの前で、

親子とすれ違った。


お父さんと、

乳母車に乗った男の子。

子連れ狼的な雰囲気である。


男の子、

すなわち、

ここでいうところの

「大五郎」は、

2、3歳ぐらいであった。

父親、

すなわち、

ここでいう、

「拝一刀」は、

穏やかそーな感じで、

全く殺気がなかったぜ。

当たり前だぜ。


まあ、それはいい。


大五郎は、

乳母車の中で、

「エービーシーデーイーエフジー●■×▲音譜

と、大声で歌っていた。

なにか、

「幼児英語スクール」にでも通っているのだろーか?

そして、

「ABCの歌」の最後に

「わぉー!アップ

と、さらに大きな声でシャウトした。


俺は、ものすごく羨ましくなった。


大五郎の

「自由さ」に。


これは、

赤ん坊だから許されるのだろーな。


もし、俺が、

同じように歌い、

シャウトしたら、

即刻通報されるのだろーな。

世知辛い世の中だ。

俺は不自由だ。


俺は、布団に入ってから、

毛布を被り、

「エービーシーデーイーエフジー●■×▲音譜

ぎゃあー!叫び

と何度も叫んだ。

布団の中でやったのは、

日曜日の夜、

そんなオッサンの断末魔のよーな

叫び声を近所に撒き散らしたら、

殺人事件だとおもわれ、

これまた通報されるからである。

俺は不自由だ。


カラオケは何年も行ってねーが、

もし、将来行く機会があったら、

絶対に「ABCの歌」を

歌おうと心に決めた、

サンデーミッドナイトであった。