「幸運のお裾分け」

である。


ありがたい。

羽振りのいい人や

セレブな人と、

出会うことばかりで、

なんもいいことねーな、

と、おもっていた矢先、

お裾分けしてもらうのである。


しかも、

幸運をお裾分けしてもらうのである。


あ、ちと、まてよ。

「幸運が訪れる」

ではなく、

あくまで

「お裾分け」

でしかねーんだな。


ああ、俺本体には幸運はやってこねーのだな。

つーことは、

もう、他力本願なわけだからして、

ただただ待っているだけである。


何して待っていよーか?


それより、

お裾分けの中味が知りたい。

待つだけに値するものなのか?


誰かに、

駅前で拾ったクオカードの残骸で、

ファミマのエクレアを買ってもらう程度なら、

俺は辞退する。

時間の無駄である。


せめて

「流れで踏ん張った」ぐらいの

お裾分けを期待したい。