昨日、
BMWの営業車を見かけたのである。
初めてみた。
横っ腹にでかでかと、
ダサいデザインで、
会社名がペンキで塗ってあった。
驚いた。
なんという、二重の悪趣味。
そーいや、
この間、詐欺かなんかで、
とッ捕まったジジイも、
BM自慢をしてたな。
ああ、馬鹿馬鹿しい世の中、である。
俺は、
車は好きである。
と言っても、
エンジンとか、
そーゆーことには、
全く興味がないし、
無知なので、
専ら外形的なことと、
下駄代わりとしての
「使いまわしのよさ」
にのみ、
関心がある。
ブランドなどは、
この際、どーでもいい。
ところが、
世の中の人は、
ブランドが大事なんだね。
お隣の奥さんは、
「小ベンツ」に乗っている。
まあ、
こーゆーとなんであるが、
「お印程度のベンツ」
である。
昨年、お隣が引っ越してきたとき、
驚いた。
引越しの日、たまたま、
郵便を取りにいったら、
引越しの真ッ際中だったので、
「大変ですね」とかなんとか、
社交辞令を言ったのである。
ちょうど、息子が、
自転車を搬入しよーとしていた。
すると、奥さん、
「あ、ゴトーさんちの
"民衆の馬車"にぶつけないでね!」
と、倅をどやしつけたのだ。
え?
そこで、車種言うの?
的な。
確かに、
俺の車は
"民衆の馬車"であり、
ベンツに比べれば、
ブランド力など、
鼻くそのよーなものだ。
しかし、
価格は、
奥さん自慢の
「お印程度の小ベンツ」と
ほぼ同じである。
それなのに、
ちょっと馬鹿にしたのである。
まあ、別に車如きで、
馬鹿にされても、
俺はなんともおもわねーけど、
「ああ、この人はこーゆーことで
人を判断するのだなぁ。
仲良くできねーなぁ」
と、おもっただけである。
なんつーか、
それしきのことで、
その人となりが透けて見えたのである。
そして、
その引越しの日から、
お隣の騒音が止まらない。
車を見下してもいいけど、
もっと、お行儀よく暮らしてくんねーか、
と、昨日のBMの営業車を見て、
何故か、隣人を思い出したのであった。