昼間、
木村カエラのdocomoのCMソング、
「あぅいつぁ、メルティング スノーマン♪」(聴き取り不能)が、脳内ループして、止まらんかった。
人気の断捨離には、ほど遠いが、俺の服を大量にリサイクル屋に持ち込むべく、商店街へ。
20年以上前のコム デ ギャルソンのコートに1500円の値がつき、全部で2300円になった。
俺は妻に、
「やったぜ！俺たちは金持ちだぜ！」
と、言った。
金持ちの俺たちは本屋へ。
話題の本を斜め読みした。
酷評の正体が、わかった。
ああ、こういうことだったのか。
俺は青年が気の毒になった。
誰も味方がいなかったんだね。
商店街は、
クリスマスとお正月だらけ。
数の子や何かが、
たくさんあったけど、
生憎、こちらは、
正月用の軍資金は持ち合わせがねえんだ。
2300円の金持ち。
歩いていたら前から来た
頭のいかれた親父と妻がぶっかった。
「ちゃんとエスコートしなさい！」と俺が怒られた。
NYでもロンドンでも、怒られた。
俺はさっぱり身につかない。
その時、俺は、
ネギを買うのを忘れないように、
「ネギと少女と娼婦に淑女♪」
と、歌っていたのだ。
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